1926年式のベントレーを教材として無償貸与
ベントレー ドライバーズ クラブ ジャパン(BDCJ)は、メンバーが所有する1926年式「3Lスピードモデル」を、自動車専門学校や大学の学生向けに研究教材として無償貸与することを発表しました。現状復帰を条件にエンジンなどの分解作業も可能で、貸与期間は1校あたり約1カ月を予定しています。その詳細を紹介します。
ベントレーの名車を教材に、学生の学びを支援
ベントレー ドライバーズ クラブ ジャパン(BDCJ)は、メンバーが所有する1926年式のベントレー「3Lスピードモデル」を、自動車工学を学ぶ学生のための研究教材として無償で短期間貸与することを発表した。
この取り組みの目的は、「100年に一度の自動車変革期」といわれる現代において、約100年前の自動車創成期にはどのようなメカニズムを持つ車両が製造されていたのかを学生が実車に触れながら体験し、近年のBEV(バッテリー電気自動車)や水素自動車へとつながる内燃機関搭載車の歴史的背景を、メカニカルな側面から深く理解してもらうことにある。
無償で貸与される車両は現状復帰を条件とし、エンジンなどの部品の取り外しを含む各種作業に制限は設けられていない。これにより、当時使用されていた部品の素材や形状などを詳細に確認することが可能となる。
無償貸与の申し込みは6月末まで
また、貸与初日にはオーナーも現地に赴き、車両の操作手順の説明に加え、ベントレーのブランドやその歴史に関するレクチャーおよび同乗走行などを通じて、学生に対する理解の促進を図る。対象となるのは、関東近郊の自動車専門学校、大学、大学の工学部などであり、貸与期間中(約1カ月間)に指導者の下で適切に保管および研究が行える教育機関に限られる。初回の応募受付締切は2025年6月末までとする。
3Lスピードモデルの無償貸与を希望する教育機関は、下記のベントレー ドライバーズ クラブ ジャパン事務局までご連絡いただきたい。
問い合わせフォーム:https://bdcj.jp/
