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イタリア警察ランボルギーニ「ウルス」パトカーをフランスで目撃! ル・マン取材後の道中でまさかの遭遇【みどり独乙通信】

偶然見かけたイタリア警察のランボルギーニ ウルスのパトカー。超高級なパトカーですよね

ニュルブルクリンクまでの道中は嬉しいハプニングばかり

フランスで開催された伝統のル・マン24時間レース。その取材を終えた池ノ内みどりさんは、次なる目的地ドイツ・ニュルブルクリンクへ向かう前に、レースで使用された公道区間を愛車で自走しながら“ル・マンの余韻”をじっくり堪能。その道中の記録をお届けします。

公道部分は制限速度でも路面の荒さと道幅の狭さを感じる

FIA 世界耐久選手権(WEC)2025 第4戦 ル・マン24時間レースの取材も終わり、ドイツへ帰国する日となりました。このままル・マンからニュルブルクリンク24時間レースへ向かうので、自宅のあるドイツ・ミュンヘンよりはずいぶん近く、約700kmの道のりです。しかし、その前に毎年恒例のル・マン24時間レースで使用された公道部分を愛車で自走しての復習を。

レース後の数日はフェンスやシグナル等の撤収作業が行われていますが、一般道ですから自由に停車するのは難しいので、レース翌日の夜間(夜間と言っても22時過ぎまで明るいのです)と、2日後のお昼前の交通量の少ない時間に2度走ってみました。

レースではフルスロットルで走っている選手たちをガードレールのすぐ脇で撮影しているので、その迫力とドライビングにひたすら圧倒されているのですが、いざ自分で法定速度をしっかり守りながら走ってみると、わだちやアスファルトの継ぎはぎがあったり、テレビで観るよりもずっと狭く感じる道幅に「よくもこんな狭いところをアクセル全開、それも3台横並びで走れるの!?」と感心してしまいます。

日中でも木陰で薄暗い箇所も多々ありますし、夜中は大半の箇所が真っ暗です。選手たちの強く異次元の集中力と精神力に、ただただ尊敬の念しかありません。

念願のクッションと再会

公道部分をゆっくりおさらいドライブした後は、ル・マン24時間レースのコース名にもなっている小さな町・アルナージュの素敵で美味しいパン屋さんでカヌレやパンを買い、大型のスーパーマーケットに寄りました。例年とは異なり今年は自宅に戻らずニュルブルクリンクへ行くので、チーズやバター、デザート類などを購入。ただ生鮮食品は買うことができず残念でした。デザートはニュルへの道中で食べる分だけに留めました。しかし、保存の利くクッキーやサブレ、マドレーヌは……(笑)。

さすがにそろそろニュルブルクリンクへ向かわないといけませんね。安全に、のんびり向かいましょう! じつはル・マンまでのサービスエリアのル・マン24時間レースのオフィシャルグッズコーナーで、とても良い感じのクルマのシート用の背もたれクッションを見かけました。「どこでも買えるだろう」と思っていたら、行きの道中では二度と見つけられませんでした。ほかの似た商品は倍ほどの価格だったり、クッション具合がいまいちだったり。

帰り道には「見つけたら絶対買うぞ!」と意気込んで、SA(サービスエリア)に寄るたびに探しました。数軒目でやっとのことで発見し、19ユーロ(約3200円)で無事購入。スポーツカーのシートは長距離ドライブには結構つらいんですよね。

一応、日本で随分前に購入したモノを使用しているのですが、さすがに経年劣化していて腰のサポートはもう望めないだけに、新たな旅の相棒が加わりました。

フランスのSAで「ウルス」パトカーにまさかの遭遇!?

背もたれクッションを購入できて浮かれながら、いくつかのSAで途中休憩を取りつつニュルの定宿へ向かいましたが、あれれ?「POLIZIA」と大きく記載されたランボルギーニ「ウルス」のパトカーが停まっているではありませんか。これはフェイク? どうしてフランスにイタリアのパトカーが!? と、駐車場に愛車を停めて急いで近寄ってみると、本当にイタリア人の警察官の方が給油中。それもめっちゃイケメン。

パトカーの写真を撮らせていただいてもいいかと伺うと快くOKしてくださり、何枚もシャッターをきったのは言うまでもありません(笑)。そうすると、ほかにも数多くの方が集まってきてウルスのパトカーに夢中です。

また、イケメンイタリア人のおまわりさんと、イタリア車や「大好きだ」とおっしゃる和牛や、日本の日産「スカイラインGT-R」やホンダ「NSX」のパトカーの話も楽しくできたのも、想定外の嬉しい旅の思い出でした。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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