初代GTトラックシリーズは734ps
メルセデスAMGが、衝撃的なニューモデルのデビューを計画していることが明らかになりました。2025年9月に開催予定のIAA（ドイツ国際モーターショー）でオフィシャルデビューすると見られるそのモデルは、現在「コンセプトAMG GT トラックシリーズ」と呼ばれています。まだ詳細は明かされていませんが、車名のとおりサーキットに特化した、あるいは公道走行不可のサーキット専用車である可能性が高いです。
サーキット専用の可能性が高い新型モデル
今回公開されたティーザー写真からは、そのパフォーマンスを象徴するかのように、大型のグースネックタイプのリアウイングや、スポークデザインのセンターロック式ホイールと高性能タイヤ、さらにフロントスプリッターの形状などを確認できる。このコンセプトAMG GTトラックシリーズのベースは、2023年に登場したセカンド・ジェネレーションのGTと見られる。
4L V8ツインターボの強化型を搭載か
したがってフロントには4L V型8気筒ツインターボのさらなる強化型エンジンが搭載されると考えるのが妥当だ。参考までにメルセデスAMGはGT63において585psの最高出力を公表しているが、その数値はさらに上まわる可能性が高い。
GTのヒストリーを振り返ると、ファースト・ジェネレーションのGTにおいても2022年に734psの最高出力を誇るトラックシリーズをリリースしている。わずか55台限定で生産されたそれは、熱狂的かつ裕福なAMGファンから高く支持され、瞬く間に完売した。
ニュルブルクリンクでタイムアタックか
今回のセカンド・ジェネレーション版トラックシリーズは、初代を大きく超えるパフォーマンスを発揮するだろう。ティーザー写真から詳細デザインを読み取ることはできないが、前後を貫くグリーンのストライプは「グリーン・ヘル」、すなわちニュルブルクリンク北コースでのタイムアタックを示唆している可能性がある。デビューの場となるIAAでは、その記録も大きな話題となるに違いない。