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意外に認知されていない「高速道路上での違反行為」!知らなかったでは済まされない

追い越し車線を走り続ける(原則2km以上)ことも違反行為だ

高速道路でやりがちな違反をチェック

秋の行楽シーズンは、高速道路を使った長距離ドライブが増える時期です。楽しいお出かけでも、油断すると道路交通法違反になる行為が潜んでいます。最低速度違反やガス欠、SA・PAでの逆走や路肩走行など、高速道路ならではの道路交通法違反は意外と多いものです。安全で楽しい旅にするためにも、事前にポイントを確認しておきましょう。

最低速度違反

高速道路では、道路標識などで指定がない場合、最低速度が時速50kmと定められている。渋滞時などを除き、これより低い速度で走行すると、最低速度違反となる。違反点数1点、反則金6000円(普通車)が科せられる。高速道路は高い通行料を払って時間(速度)を稼ぐ施設だ。勝手にゆっくり走ると、周囲に大迷惑をかけるだけでなく、非常に危険であるため、流れに乗った走行を心がけることが肝要だ。

ガス欠

高速道路上でのガス欠は、故障ではなく運転者の不注意による整備不良と見なされる。違反点数2点、反則金9000円(普通車)が科される。高速道路では原則として50kmごとにガソリンスタンドが併設されたサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)が用意されているが、100km以上ガソリンスタンドが設置されていない区間もある。燃料計上で残り3分の1程度になったら、早めに給油することを習慣づけるべきだ。

SAやPA内での逆走

SAやPA内で駐車スペースが見つからず、場内を逆走するケースを見ることある。じつはSAやPA内は原則として逆走が禁止されている。駐車スペースが見つからない場合は、そのまま本線に戻り、次のSAやPAを目指すのが本来のルールだ。また、SAやPA内で指定場所以外に駐車することや、長時間の駐停車、待ち合わせ行為なども禁止されている。

路肩走行

以前は、朝の渋滞時に路肩を走行する車をよく見かけた。しかし、故障や事故など、やむを得ない事情で駐停車する場合を除き、路肩に入ることは禁止されている。路肩走行は通行区分違反となり、違反点数2点、反則金9000円(普通車)が科される。

逆走、転回、後退

最近話題となっている高速道路の逆走は、重大な事故につながる危険な行為だ。高速道路は一方通行なので、逆走、転回、後退は厳禁である。違反すると違反点数2点、反則金9000円(普通車)が科されるが、その危険性を考えると、さらに重いペナルティが課されてもおかしくはない。万一、出ようとしていたインターチェンジを通り越してしまっても、次のインターチェンジで理由を言えば超過料金は取られずにUターンすることができる。

追い越し車線を走り続ける/登坂車線は60km/h制限などその他の違反行為

その他にも、追い越し車線を走り続ける(原則2km以上)ことや、前走車を左側の車線から追い越すことも違反だ。また、高速道路本線での駐停車も違反となる。登坂車線は高速道路の本線ではないため、最高速度は時速60kmなので注意が必要だ。

事故や故障を予防するためにも高速道路の利用は入念な準備を

高速道路はクルマへの負担も大きくなる。利用する前には、タイヤの空気圧、摩耗、ひび割れなどの点検と燃料の補給を行い、オイルや冷却水などもチェックすべきだ。また、寝不足などがないように、体調を万全にして利用するようにすべきだ。

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