プロフェッショナル仕様のルーフラゲッジとスペアタイヤホルダーを装備
メルセデスベンツ日本は、Mercedes-AMG G 63(ISG)をベースとした特別仕様車「Mercedes-AMG G 63 Offroad Pro Edition(ISG)」を全国限定150台で発売しました。クロスカントリービークルとしてのGクラスの伝統を継承しつつ、電動化や運転支援技術を取り入れた限定車で、G 63として初採用となるPROFESSIONAL(プロフェッショナル)仕様ルーフラゲッジおよびスペアタイヤホルダーのカスタム装備に注目です。
遊び心溢れるブラックのルーフラゲッジ&リアラダーのクロカンカスタム
同モデル最大の特徴はG 63として初採用のAMG Offroad Package PROによる装備群だ。PROFESSIONALルーフラゲッジはブラックカラーが力強い存在感を放ち、リアラダーで積載性と機能性を高めている。また通常モデルではタイヤ全体を覆うカバーを持つリアゲートには中央部のみをホールドするPROFESSIONALスペアタイヤホルダーを採用し、視覚的にもオフロードキャラクターを強く打ち出している。
外装色には専用色のマットペイントのMANUFAKTURダークオリーブマグノおよびMANUFAKTURプラチナムマグノを採用。いずれも75台の限定で、それぞれに左ハンドル30台、右ハンドル45台を設定する。
ブラックで統一された外装アイテムに合わせ、専用の20インチAMGアルミホイール(5ツインスポーク/マットブラック)を装備。加えてAMGエクステリアナイトパッケージⅡ、ナイトブラックマグノ仕上げのミラーカバーとバンパートリム、アンダーガード、ブラックスモーク仕様ランプ類などを搭載し、精悍で引き締まったプロフェッショナルな世界観を構築している。
明るいキャビンと最新電動化技術の高レスポンスユニットの融合
インテリアは外装色に合わせ、明るいMANUFAKTURカタラーナベージュ/ブラックまたは深みのあるMANUFAKTURチタニウムグレー/ブラックのナッパレザーシートを設定。ダイヤモンドステッチを施したシートに加え、ダッシュボードとルーフハンドルにもナッパレザーを採用する。さらにMANUFAKTURオープンポアブラックアッシュウッドインテリアトリムや、木材ならではの質感を活かしたMANUFAKTURチェリーウッドラゲッジフロアを装備し、高級素材が織り成す特別仕様ならではのインテリアだ。
パワートレインは「One Man, One Engine」の考えに基づき組み上げられる、M177型4L V型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。最高出力585ps、最大トルク850Nmを発揮する。またISG+48V電気システムにより20ps/200Nmの電動ブーストを行うことで、0-100km/h加速4.4秒(欧州参考値)の高性能を実現。車両本体価格は3445万円だ。
【AMWノミカタ】
日本自動車輸入組合の統計によると、メルセデスベンツのGクラスは2024年に5573台が販売され、輸入車販売台数第7位にランクされている人気車種だ。昨年はGクラスがモデルチェンジした新車効果があったとは言え、2000万円に近い、もしくは超えるモデルがここまで売れるのは驚きだ。もはや高級SUVは「Gクラス一強」と言っても過言ではない。
Gクラスの魅力はゲレンデヴァーゲンから受け継がれる無骨さとクラシカルなデザインに最新テクノロジーが融合している点にある。じつはそれほど大きくないボディサイズや、華美な装飾がない点、向上した快適性能なども支持を受けている理由だろう。Gクラスは今年に入ってMONCLERとコラボした「Past II Future」、初代Gクラス(W460)をオマージュした「Edition STRONGER THAN THE 1980s」、マットペイントと黒を強調した「Black Accent Edition」など多くの特別仕様車を発表も販売効果に直結している。
今回の「Offroad Pro Edition」は、Gクラスが本領のアウトドアライフをサポートする装備が魅力的だ。市販のルーフキャリアやラダーと違い、かなり本格的かつデザイン性に優れているアイテムなので、オフロードカスタムを考えている人には最良のパッケージになるだろう。
