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フォルクスワーゲンのフル電動SUV「ID.4」が使い勝手だけでなくパワーもアップデート

フォルクスワーゲンID.4:未来志向のクロスオーバーEVに最適化されたボディは全長4585mm、全幅1850mm、全高1640mm

82ps/235Nmの大盛りプラスでパフォーマンスが大幅に向上

フォルクスワーゲン ジャパンはフル電動SUVモデル「ID.4」を一部仕様変更しました。主な改良点は「ID.4 Pro」の出力向上と150kW級急速充電への対応、純正インフォテインメントシステムの全車標準装備化などです。とくに上位グレードのProはこれまでの最高出力が204psから286ps、最大トルクは310Nmから545Nmへと大幅に向上しています。

扱いやすいボディサイズで広い室内空間を確保する都市型電動SUV

フォルクスワーゲンID.4は、同社の電気自動車専用アーキテクチャーのMEB(モジュラー エレクトリックドライブ マトリックス)をベースに開発された、日本市場初投入のフル電動SUVだ。2022年の発売以来、電気自動車ならではの滑らかな走行性能と、SUVとしての実用性を高次元で両立したモデルとして評価を得てきた。今回、そのID.4に一部仕様変更が施され、商品力のさらなる強化が図られた。

大容量バッテリーを床下に搭載するMEBプラットフォームの特性を生かし、低重心化と広い室内空間を両立している点が特徴のID.4。全長4585mm、全幅1850mm、全高1640mm、ホイールベース2770mmというボディサイズで、都市での扱いやすさと後席・荷室の余裕をバランスさせている。また、リアモーター・リア駆動レイアウトを採用し、自然で安定感あるハンドリングを実現している。

今回の仕様変更の最大の注目点は、ID.4 Proの電動機性能の大幅な向上だ。従来モデルでは最高出力が204ps、最大トルクは310Nmであったが、仕様変更後は最高出力が286ps、最大トルクは545Nmへと進化。出力で82ps、トルクで235Nmという大幅な向上により、発進加速や高速域での伸びに余裕が生まれ、力強く滑らかな加速性能がさらに際立つ仕上がりとなっている。

充電効率アップで日常と長距離移動のレジャーでの利便性が向上

充電性能の向上も大きな改良点だ。直流入力電源は従来の403V250Aから403V305Aへと強化され、ID.4 LiteID.4 Proともに充電時間の短縮が可能となった。外出先での充電効率の向上で、長距離移動時の利便性が高められ、日常使用からレジャー用途まで幅広いシーンでメリットを生み出す。

装備面では、従来はProのみの装備だったフォルクスワーゲン純正インフォテインメントシステムのReady 2 Discover MAXが、Liteを含む全車に採用・標準装備されたことも見落とせない。モニターサイズも従来の10インチから12インチへと拡大され、ナビゲーション表示や各種操作の視認性が向上するとともに、室内空間に上質感を与えている。

またドライブモードセレクターの形状および搭載位置も見直され、操作性を改善。細かな変更ではあるが、日常的に触れる部分の使い勝手向上は、車両全体の完成度を高める重要な要素だ。

ID.4 Proが一充電走行距離587kmWLTCモード)を確保しており、電動SUVとして高い実用性を維持している。車両重量は2140kg、乗車定員は5名で、ファミリーユースにも最適だ。こうした基本性能を維持しながら、走行性能、充電性能、装備内容を着実に進化させ、車両価格は標準モデルのLite528.7万円、上位グレードのPro661.8万円の設定だ。

AMWノミカタ】

今回のID.4の仕様変更の一番の特徴は上位グレードの「Pro」の出力が82ps、トルクで235Nmと大きく向上したことだ。BEVモデルなのでどの回転域でも瞬時に最大のトルクを生み出すことができるが、全体のトルクがさらに太くなることでどの速度域からでも意図した加速感が得られ、乗りやすさも向上している。

現在ID.4を新車で購入するとポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲンで構成する充電ポイントであるPCA(プレミアム・チャージング・アライアンス)での充電が1年間無料となる。また東京都で購入した場合、国と地方からの補助金を合わせると106万円の優遇が得られることを付記しておく。

ID.4は通常のガソリン車から乗り換えても違和感なく取り扱えるモデルだ。最初のBEVモデル体験として選択するには良いモデルだと思う。

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