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中国・東風汽車と共同開発した高性能EVセダンをモンスターインターナショナルが日本初公開

MONSTER SPORT 007 RACING CONCEPT:レースイメージを持たせた「MONSTER SPORT 007 RACING CONCEPT」

モンスターコーポレーションのブースで中国起業のEVセダンを発表

東京オートサロンといえば、最新モデルやカスタムカーに目が向きがちですが、2026年は少し意外な発表もありました。8年ぶりに出展したモンスターインターナショナルのブースで披露されたのは、中国ブランドと共同開発したハイパフォーマンスEVでしたが、その足元にあった“展示台”にも、思わず足を止めて見てしまうものでした。それは地球温暖化で気候変動が激しい今だからこそ必要な新しい取り組みでした。

「MONSTER SPORT 007」の開発にモンスターが協力

8年ぶりに東京オートサロンに出展を果たしたモンスターインターナショナルが、中国の三大自動車メーカーのひとつと言われる国営自動車メーカー、東風汽車集団が展開している「DONGFENG(ドンフェン)」ブランドのハイパフォーマンスEVセダンを、同ブランドの日本法人であるドンフェンジャパンと共同でお披露目しました。そのEVは「MONSTER SPORT 007(モンスタースポーツ・ダブルオーセブン)」と名付けられています。その名からもわかるとおり、開発にはモンスタースポーツが深く関わっています。

日本仕様は、前後のスポイラーやグリルカバーが装着されています。車両サイズは全長4880mm×全幅1895mm×全高1465mm。搭載する駆動用バッテリーの容量は73.48kWhとなります。スペックは最高出力400kW(540ps)、最大トルク640Nmで、航続距離は540kmとなるようです。

ブースでは黒のボディカラーを纏った標準車と、レースカーをイメージしたラッピングが施されたモデル1台の計2台の「MONSTER SPORT 007」が並びました。ワンメイクレース(同一車種によるレース)シリーズの開催も視野に入れているといいます。

クルマを洪水から守る積載3tまで許容する浮遊大舞台

この「MONSTER SPORT 007」の発表の場で、もうひとつ初公開の発表がありました。

黒の標準車が展示されていた展示台には、モンスターでもドンフェンでもない、全く異なるロゴと商品名が記されていました。それが「モナルテ フローティングフロア」です。

これは、なんと“浮く”展示台でした。洪水や浸水といった水害対策として「浮いて守る」をコンセプトに開発されたものです。ポリウレア樹脂(強靭な保護層を形成する特殊な樹脂)を用いた、軽量かつ高強度、高耐水性、衝撃吸収性を有する素材で作られています。普段は床として機能し、冠水時には水位の上昇に合わせてフロアが自動で浮上することで、クルマを水面より上に保持する仕組みです。

「MONSTER SPORT 007」が載っている展示台は全長6100mm×全幅2580mm×全高280mmのサイズでしたが、積載重量は3トンまで対応しており、浸水時には床全体が浮き上がります。また、展示台の後方にある2本のポールは、フロアが流されないようにするための流出防止杭(鋼管)となっているようです。

その用途はクルマに限りません。サーバーや書庫といった、濡らしたくない大切な資産を護ることも可能としています。異常気象による線状降水帯や激しいゲリラ豪雨による浸水災害から、愛車を守るための一手がここにありました。

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