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日産グロリアの初代グランツーリスモのオーナーは20代!純正らしさを残しつつカスタマイズを施す

日産 グロリア

父親が乗っていたあの名車に乗りたい!!で探し出したワンオーナー車

大阪オートメッセ2026の2号館に注目のクルマが展示されていました。カーショップYSRのブースに鎮座する日産Y31型グロリア・グランツーリスモです。日産の901活動によってスポーティな走りを実現したグランツーリスモの原点として高い人気を博しています。そんなY31型グランツーリスモを当時の姿を極力保ちながら、魅せヂカラもプラスした懐かしくてカッコいい一台を紹介します。

純正パーツは製廃されて復元するだけでもひと苦労

Y31グランツーリスモは、1980年代後半の出自であるから、現代ではグッドコンディションな出物もほぼなく、部品ももちろん見つからないような状態。そのようなクルマを今なぜ、このように下げたのだろうか?

じつはこのY31グランツーリスモのオーナーは20代前半の若者で、小さいころに父親がY31に乗っていたそうだ。その当時からカッコいい、乗りたい、と思っていたそうで、どうにかしてY31グランツーリスモのサンルーフ付き車を手に入れられないかとYSRに相談に来たのだという。

そんなオーナーのアツい想いを受け、懸命に捜索した結果、ワンオーナーかつ日産ディーラーで点検を受けているというY31グランツーリスモに巡り合う。とは言え現在では旧車とも言える年式だから、劣化している部分などはキレイに掃除し、ヤレの修正には他車種用流用などを駆使。各部の磨きや塗装なども念入りに行ない、純正の新車に近い状態までなんとか復元させたそうだ。

純正の雰囲気を活かしつつUSの薫りをプラス

YSRの八木代表は「父親との思い出とかこのクルマへの想い入れを大事にできるように、純正のカタチは極力崩さないで」とオリジナルのフォルムにもこだわる。しかし「オーナーは若いので、インパクトも欲しいなと。復元だけじゃなくカスタムも取り入れて、カッコ悪くなく乗れる仕様」を目指したのだそうだ。

そんなY31のテーマは旧車ではなく、アメリカンラグジュアリー。純正のカタチはほぼ崩さずノーマルに近付けてはいるが、ポイントにUSが薫る絶妙なアレンジを織り交ぜた。足まわりはS15シルビア純正を流用し、エアメクストのエアサスでガツンと車高を落とす。その足元にはイミッツの20インチ。できる限りの大口径で、落とせるところまで落とすというシルエットメイクを徹底した。

長く乗り続けられるようにエンジンをオーバーホール

ボディはオールペンで、ヤレたウインドウモールなどは部品がないため塗装して美しい状態に。フェンダーアーチモールもワンオフ。内装のグレーパネルは部品がないため、当時の雰囲気に近付けて塗装した。ちなみにエンジンはバラして清掃、再調整。思い出のクルマを長く乗れるように仕立て上げている。

ハイライトとなるのは後ろ姿。YSRのロゴが刻まれたハイインパクトなマフラーはオーダーマフラーが得意な大阪府八尾市のRUIによるワンオフ。リアウインドウ室内側には、アメ車で人気な金属プレートを意識し、アクリルのイルミも増設した。あのY31グランツーリスモの姿を復元し、さらにそこにアメリカンラグジュアリーな魅せるカスタムを追加する。そんなYSRの懐の深さが、オーナーの願いを叶えた注目の一台だ。

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