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フルレストアのランボの価格が輸入車たった1台分!? クラシックの名機「3352R」が日本上陸!

ランボルギーニ 3352R: 現代のスーパーカーへ繋がる歴史の第一歩を刻んだ名機

スーパーカー同様にコレクターアイテムとして人気上昇中!

チューニングカーやカスタムカーが数多く集まる東京オートサロン2026の会場で、おそらくもっとも異色の車両だったのが、1台の古いトラクターです。美しいガルフカラーにペイントされたこのトラクターの正体は、じつは現在スーパーカーのトップブランドとして知られるランボギーニが、その黎明期に製造した名機「3352R」です。近年、欧州のなかでは、これらクラシックトラクターが希少なコレクターアイテムとして熱狂的な支持を集めています。今回は、アジアでの販売権を獲得し、日本への本格導入を開始した「ウイングオート」のスタッフに、その歴史的価値と日本での楽しみ方について詳しく伺いました。

会場で目立っていた古いトラクター

東京オートサロンの会場で異様なオーラを放っていたのは、なぜかカスタムカーに混ざって展示されていた、見るからに古そうなデザインのトラクターだ。なぜオートサロンにいるのかもよくわからないのだが、やはり会場内で目立っており、多くの人が集まっていた。近くに寄って見てみると、シートの部分に「Lamborghini」の文字が! 展示していたのは、イタリアクルマなどを取り扱っているウイングオートということで、詳細を伺ってみた。

「これはランボルギーニの3352Rというトラクターで、イタリア本国の専門ショップでフルレストアしてあります。ガルフカラーのような色ですが、これが純正色となります。エンジンもオーバーホール(分解点検修理)してあるので、実際に走行することも可能です。じつはこの度、イタリアの専門店がレストアしたランボルギーニトラクターのアジアでの販売権を獲得したため、今後はどなたでも購入できるようになりました」

スーパーカーよりも歴史のあるランボルギーニ

現在はドイツのアウディ傘下となっているランボルギーニは、「ミウラ」や「カウンタック」といったスーパーカーを製造する自動車メーカーとして知られている。しかしじつは創業者のフェルッチオ・ランボルギーニは、第二次大戦後に農業用トラクターの製造で財を成した人物だ。その後、趣味で購入したフェラーリに不満があったことから、自身でスーパーカーを製造することになる。

トラクター製造時代初期の代表的なモデルは「ランボルギネッタ」や「2R」、「1R」などのモデルが知られているが、展示されているのは、1959年から1962年に製造された「3352R」というモデルだ。エンジンは2.2Lの空冷ディーゼル3気筒を搭載。Hi-Low2速のトランスミッションに副変速機が備わり、シート下にはPTO(パワーテイクオフ)アウトプットシャフトがあるので、各種アタッチメントを装着することができるようになっている、マルチパーパスなトラクターだ。

奥深いビンテージトラクターの世界

じつは自動車業界でいうと、ポルシェやフォード、ルノーなどもトラクターを製造している。クラシックトラクターはコレクターアイテムとして高値で取り引きされており、本格的なマーケットが存在する。そんななかでもランボルギーニのビンテージモデルに関してはコレクターも数多く存在しており、ヨーロッパではクラシックカーと同じような扱いを受けているそうだ。

ちなみにこのトラクターはフルレストア済みなので、実際にエンジンを掛けて動かすことができるランニングコンディションを保っている。日本でも小型特殊車両として登録することができ、公道を走行することも可能だ。価格は年代やモデルによって異なるそうだが、おおよそ輸入車1台分といった感じだという。究極のコレクターアイテムと考えると、決して高くはないはずだ。

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