2026シーズンはタイムアタック導入
さらに門戸拡大の東北660ターボGP!
2025年12月7日、スポーツランドSUGOにて「東北660ターボGP」の最終戦が開催されました。100馬力級の軽自動車たちがコースレコードを塗り替えながらデッドヒートを繰り広げ、会場は冬の寒さを吹き飛ばす熱狂に包まれました。さらに来季からは「タイムアタック」形式の導入も発表。レース未経験者でも参加しやすくなる新展開とは?
100馬力級KマシンがSUGOで激突!
カプチーノvs.S660のガチンコバトル
2025年12月7日に開催された東北660ターボGPの最終戦。舞台であるスポーツランドSUGOはスピード領域が高く、このラウンドに限ってはロールケージの装着が必須だ。必然的にほかのコースよりもエントリー台数は減ってしまうが、よりレベルの高いドライバーとマシンが集まったともいえる。
100馬力までのタービン交換が認められた2クラスは、今回も89#松山雄大と173#阿部優翔のバトル。練習走行は松山の1分43秒206に対して阿部が0.156秒のビハインド、予選は1分42秒430で阿部が逆転するも、わずか0.158秒遅れで松山が続く。ふたりの接戦は決勝がスタートしてもまったく変わらず、互いにコースレコードを塗り替えながらラップを重ねる。転機が訪れたのは3周目。軽さに勝る松山のカプチーノが阿部のS660をパスし、トップに躍り出るとじわじわとリードを広げていく。阿部の猛追もわずかに及ばず、松山が逆転での優勝となった。
初参戦998草刈ミラが完全優勝を達成!
波乱の3クラスと各カテゴリーの王者決定
続いてはブーストアップまでの3クラス。練習走行・予選・決勝と一度もトップを譲らなかったのは、L250ミラでターボGPに初エントリーの998#草苅尚弥だ。予選タイムは1分50秒401で、10#奥村輔も同じ1分50秒台をマークするが、決勝のオープニングラップで痛恨のミスを喫し、最後尾までポジションを落とす。結果として草苅が後続を寄せ付けず、余裕の逃げ切りとなった。準優勝は奥村と同チームである87#中川太門、3位は初めてのSUGOだった234#望月文男。
シリーズチャンピオンは2クラスがわずか1ポイントという僅差で阿部、3クラスは全ラウンドで準優勝し着実にポイントを重ねた中川となった。
ターボなどの過給器が付いている軽自動車なら年式や車種を問わずに参加でき、東北660のなかでもっとも敷居が低いカテゴリーであるターボGP。来シーズンはさらに門戸を広げるべく、イベントの内容を大きく改訂する予定だ。
現在の練習・予選・決勝というレース形式のラウンドに、タイムアタック形式のラウンドを新しく組み合わせる。これによりリンクサーキットなどスプリントレースが難しいコースでの開催が可能となり、レースではないためSUGOのロールケージ規制もなくなる(装着を推奨するのは同様)のだ。サーキットを走ってみたいけどレースはまだ不安がある、という人はタイムアタックの回に限って参加すればいいし、実際に東北660の雰囲気を味わえば怖さも払拭できるはず。なおクラス分けは現状のままなので、今の参加者が仕様変更する必要もない。新たなステージへ進む東北660ターボGPに期待してほしい!
