特急列車のようなくつろぎを約束する極上キャンピングカーが誕生
昭和58年の創業以来、数々の名作キャンピングカーを世に送り出してきた老舗ビルダーの「かーいんてりあ高橋」。同社が新たに発表したモデル「AZUSA(アズサ)」は、トヨタ「ハイエース」をベースに特急列車のようなリラックス空間を追求した意欲作である。天井に敷き詰められた一枚板のウッドパネルや、プロジェクターを備えたプライベートシアターなど、日常の移動を特別な旅へと変える極上マシンの真価を確かめる。
特急列車「あずさ」をイメージした極上の車内空間に酔いしれる
かーいんてりあ高橋が作り出すキャンピングカーは、標準ボディやワイドボディ、スーパーロングなど、多彩なボディ形状に対応したパッケージングを用意している。用途や乗車人数、駐車環境に合わせて、ユーザーが求める理想の1台を必ず見つけ出せるのが同社の強みだ。
今回新たにラインアップへ加わった「AZUSA」は、使い勝手の良さに定評がある「リラックスワゴン タイプ2」をベースとしている。このネーミングの由来は、地元である長野県の松本駅や白馬駅を発着地とする特急列車「あずさ」である。あずさに乗ってゆったりとした時間を過ごしているような、上質で落ち着きのある車内空間を作り込んだという。
ターゲット層を広く設定し、日常の普段使いにも配慮しているのが最大のこだわりだ。ベース車両には、取り回しの良さと車内空間の広さを絶妙なバランスで兼ね備えた、トヨタ ハイエースのワイドボディ・ミドルルーフを採用した。さらに、屋根上に張り出すルーフクーラーの代わりに家庭用の壁掛けクーラーを採用することで、車高の上昇を最小限に抑えている。これにより、高さ制限のある立体駐車場にも入りやすく、市街地でもストレスなく移動できるのが嬉しいポイントである。
歴代の人気モデルの意匠を贅沢にミックスしたインテリアに癒される
今回のアズサで開発陣が挑戦したことのひとつが、これまでのラインアップの特徴を上手にミックスし、新たなパッケージングを作り出すことだ。
たとえば、シート生地の一部には同社がプロデュースするリラックスワゴン「カクカク」の意匠を採用している。さらに、ウッドの天板は同じく「ハクバ」から引き継ぎ、天井に張り巡らせた美しいウッドの一枚板は「アサマ」の要素を取り入れた。各モデルでユーザーから高い評価を獲得してきた意匠を一つの空間に融合させることで、これまでにない贅沢なフィニッシュを実現し、所有する喜びを満たしてくれる。
輝度が高い照明をスマートにインストールした天井は、温かみのあるウッドの質感も相まって、夜間のベッドモードでも目的地でのくつろぎモードでも、車内を華やかに演出してくれる。熟練の職人技が光る丁寧な造り込みは、老舗ビルダーならではの安心感をもたらしてくれるのだ。
「究極のインドア」を実現するエンタメ装備と快適性に驚く
アズサには「究極のインドア」という独自のテーマも設けられている。どこにいても車内で最高にくつろげるよう、エンタメ仕様にシステムを拡張できる装備が追加された。
その象徴と言えるのが、ルーフに標準装備された100Vのライティングレール(照明器具などを取り付けるためのレール)だ。ここにプロジェクター本体を設置し、後方に同じく標準装備のステーを介して市販のロールスクリーンを装着すれば、車内があっという間にプライベートシアターへと早変わりする。家族や仲間と大自然のなかで映画や動画鑑賞を楽しめば、クルマ旅がいっそう豊かになることは間違いない。
使い勝手の良い装備類は車両の左側に集約し、スッキリとまとまりの良い空間を作り上げた。足元空間も十分に確保されており、1本足のテーブルを展開すれば車内での食事やテレワークにも便利だ。後方には横向きのシートを設置し、ベッドモードへ展開する際は、部品をはめ込むだけで簡単に寝心地の良いフラットな空間が完成する。オプションで上部にはめ込むだけのフルフラットマットも用意されている。
暑い時期の車中泊に欠かせない壁掛けクーラーは標準装備だ。コンパクトな設計のため車内空間を圧迫することなく、スマートにインストールされている。さらに、ルーフに備わるフレキシブルタイプのソーラーパネルは薄型設計となっており、車体の全高に影響を及ぼさない。
自然のなかへ足を運びながらも、あえて車内に引きこもりたくなるような究極のプライベート空間。エアコンの効いた快適な室内で映画を楽しみ、眠くなったらフルフラットのベッドで横になる。移動手段としてのクルマの常識を超え、どこにでも自分の部屋を持ち運べるという事実は、現代の大人たちにとって最高の贅沢と言えるだろう。ハイエースという頑丈な相棒とともに、日本中を気の向くままに走り回る。そんなロマンあふれる自由な旅を、アズサは鮮やかに叶えてくれるのだ。
