リアルカーボンを配置! MOMOステアリング「GT50 2.0」の造形美
イタリアの自動車部品ブランドであるMOMO(モモ)の日本総販売元を務めるレアーズから、新作ステアリング「GT50 2.0」と「GT50 2.0 BLACK EDITION」が2026年7月21日に発売される。ブランドの50周年記念モデルとして人気を博した「GT50」をリデザインし、リアルカーボンや本革を贅沢に使用した注目のアイテムだ。高い人気を誇る従来モデルをベースに、素材の質感やデザインがどのように進化したのだろうか。
モータースポーツの歴史とともに歩んできたイタリアの至宝「MOMO」
MOMOは1964年にイタリアで設立された、ステアリングホイールやシフトノブなどを手掛ける自動車部品ブランドである。創業者のジャンピエロ・モレッティが自身のレーシングカーのために作ったステアリングが起源だ。その高いグリップ力と操作性はまたたく間にF1ドライバーたちの間で評判となった。
その後、数々のモータースポーツシーンで栄光を支え、フェラーリなどの名だたるスーパーカーの純正ステアリングとしても採用されてきた歴史を持つ。美しいデザインと人間工学に基づいた機能性を両立するMOMOのステアリングは、いつの時代も世界中のクルマ好きにとって憧れのパーツであり続けている。
マット仕上げのリアルカーボンと本革を贅沢に組み合わせた「GT50 2.0」
今回発表された「GT50 2.0」は、ブランドの50周年記念モデルとして製作された「GT50」をリデザインし、さらに進化させたモデルである。MOMOの情熱が惜しみなく注ぎ込まれたこのステアリングは、単なるパーツの枠を超え、ブランドのDNAそのものを体現している。
外径は取り回しの良い350mmに設定され、イタリアで生産される。センタースポークにはマット仕上げのリアルカーボンファイバーインサートが配置され、レーシーな雰囲気を醸し出している。ブラックレザーとマイクロファイバーを組み合わせたアナトミカルグリップは、長時間のドライビングでも疲れにくい極上の握り心地を提供する。MOMOの象徴であるイエローレザーのあしらいとブラックステッチのコントラスト、そして新設計のアローホーンボタンが特徴だ。グリップトップにはブラックの「MOMO」刺繍が施されている。価格は10万2300円に設定されている。
ブランドを支えてきた黒に特別な想いを込めた「BLACK EDITION」
もうひとつの主役が「GT50 2.0 BLACK EDITION」である。MOMOといえばイエローを連想する人が多いが、じつはブランドの存在感を支えてきた黒こそが第2のコーポレートカラーである。この特別仕様は、その黒に特別な想いを込めて製作された。「RACING DNAが宿る黒のSOUL」というテーマの通り、内なる闘志を掻き立てる仕上がりを見せている。
ベースとなる造形はそのままに、ブラックレザーセンターパッドや、マットブラックにグロッシーブラックのロゴを配した専用ホーンボタンを採用した。イエローのアクセントをあえて排除し、ブラックレザーインサートとブラックステッチでストイックに仕上げられている。このモデルには専用のパッケージが用意され、開封する瞬間から特別な体験を演出してくれる。こちらの価格は11万2200円である。
近年生産される市販車は、エアバッグや運転支援システムのスイッチ類がステアリングに内蔵されており、社外品への交換には高いハードルが伴う。しかし、あえてMOMOのような専用のステアリングへ交換することで得られる実用的なメリットは少なくない。小径化によるステアリングレスポンスの向上や、手首の角度に合わせた適切なドライビングポジションの構築は、正確な車両操作に直結する。
過度な装飾や情緒的な表現を取り除いたとしても、上質な本革のグリップと高剛性なカーボンファイバーの組み合わせがもたらす手応えは、ドライバーに確かな安心感を与えてくれる。インテリアのドレスアップ効果はもちろんのこと、純粋に運転の精度を高めるためのインターフェースとして、「GT50 2.0」は極めて合理的で機能的な選択肢となるはずだ。
