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すべてのパーツでポン付けを拒否する。カスタムコンテスト1位に輝いたトヨタ「ハイエース」の執念

ポン付けを拒否してコンテスト1位を獲得。独自加工で魅せるハイエース

カスタムコンテストで見事に1位の栄冠に輝いた、“B”さんが所有する真紅のトヨタ「ハイエース」の詳細を解説する。ボルドワールドのエアサスペンションによる極低車高や、異なるブランドのエアロパーツを融合させた独自のスタイリングが特徴だ。既製品のポン付けを拒否し、高度な加工技術とオーナーの執念が詰まったカスタマイズの構成要素を紐解く。

エアサスペンションで絶妙な低さをキープして足元を飾る

ボディ全体に手を入れて自分だけのクルマに仕上げるというポリシーのもと、足回りにはボルドワールド製のエアサスペンションが組み込まれている。あえて完全には着地させず、走行時と魅せる時の絶妙な低さをキープしている点が、このハイエースの完成度を引き立てている。

大きく張り出したフェンダーに収まるのは、ファブレス製のホイールである「ヴァローネLV-12」だ。ゴールドのメッシュデザインが真紅のボディと見事なコントラストを描き、コンテスト1位にふさわしい総合力の高さを足元から主張している。

異なるブランドのエアロを融合させて独自のラインを構築

エクステリアのベースとなっているのは、セカンドハウスの「ヴォーグ」というエアロパーツであるが、ここにもオリジナル加工が施されている。さらにリアエンドには、S.A.D.カスタムジャパンの「スティンガー」という異なるブランドのバンパーとエキゾーストマフラーを組み合わせている。

通常、異なるブランドのFRP製エアロパーツを組み合わせる場合、プレスラインやボリューム感が異なるため、単純に取り付けることはできない。接合部の延長や短縮、パテ埋めといった高度な造形技術を駆使し、まるでひとつのブランドから販売されているかのような自然なラインを構築しているのだ。

さらに注目すべきは、スポイラー周辺の徹底的なこだわりである。ルーフスポイラーに延長加工を施し、その跳ね上げ角度に完璧に合わせるために、わざわざゲートスポイラーをオリジナルで製作している。既製品のチリ合わせにとどまらず、自らの理想のラインを造り出す執念が伝わってくる。

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外向きオーディオと真紅のインテリアで室内空間を進化

外装のカラーリングに合わせて、インテリアもブラックとレッドを基調としたコーディネートでまとめ上げられている。現在は外向けのオーディオシステムを組み込み、イベント会場などで迫力のあるサウンドを響かせている。

「全てにおいてポン付けを行わず、何らかの手を入れています」

そう語るオーナーの進化はこれだけにとどまらず、今後はオーディオ周りを見直し、インテリアのカスタマイズに本格的に着手していく予定だという。次なるステップへと動き出すこのハイエースの今後の展開も楽しみである。

妥協を許さない加工への探求心がコンテスト1位の称号を掴む

既製品をそのまま取り付ける手軽な手法が主流となる現代において、あえて困難な道を選び、すべてのパーツに自分なりの解釈と加工を加えている。それは途方もない時間と労力を要する作業であるが、完成した時の美しさと放たれるオーラは、他の何物にも代えがたいものとなる。徹底して既製品のポン付けを避け、細部まで理想のラインを追求した結果が、この真紅のハイエースに表れている。カスタムコンテスト1位という称号は、オーナーの揺るぎない探求心と、それを形にする高度な加工技術に対する正当な評価と言えるだろう。

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