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車内に自作の8点式ロールバーを溶接。10年かけて日産「スカイライン」を北米仕様へ化けさせたオーナーの本気度

日産 V36スカイライン:現在はクラフトダンボールカラーにオールペンされているが今後はワイドボディ化や再塗装も目論む進化の止まらない1台

DIYでここまで作る!? V36スカイラインの本気カスタムに驚く

「USDM」と「DIY」のこだわりが凝縮された日産V36「スカイライン」セダン。北米仕様のINFINITIパーツを巧みに取り入れ、自作8点式ロールバーやワンオフマフラーなど細部まで徹底的に作り込まれた1台だ。10年間乗り続けるオーナーだからこそ実現した、見どころ満載のカスタムを紹介する。

USDM+DIY溶接など盛りだくさん。見どころ多数のV36セダン

7月上旬、都内某所にて行われたナイトイベントに潜入し、エントリー車をピックアップ。まずは、オーナー歴がなんと10年目に突入と、セダンカスタムユーザーとして長年愛車を大事に乗っている“H”さんのV36スカイラインセダンから。

こちらのV36は、北米ではインフィニティ「G37」セダン(2014年〜2015年にかけてはQ40)として販売されていたスポーツセダン。カスタム界隈では、今なおベース車として高い人気を誇っており、国内でも走行少ない車両や状態の良い個体は高値水準を維持している。そんな日産V36スカイライン セダンだが、“H”さんのカスタムのテーマは『速そうなクルマ』。あくまでイメージらしいが足元を見てみると、レイズ ボルクレーシング TE37SL(フロント/リア=19インチ10.5J インセット12)、タイヤはブリヂストン ポテンザS007A(フロント/リア=285/30R)と、テーマどおり攻めの姿勢を漂わせる。ホイールのキャップはレイズのグラムライツブランドのレース用に変更するこだわりようだが、キャップを付ける理由は他にもあり、「キャップを付けないとその付近の錆が酷くなるので。錆びるか錆びないかで付けています」。

また、キャリパーをV36「スカイライン クーペ」のオプション用アケボノキャリパーに変更、ローターも社外のスリットタイプに変更して足元を固めている。さらに、極低車高の足まわりにはエアフォース・エアサスを選択。フェンダー被せまで落とせる足も見応え十分だ。

内外装のパーツにUS&INFINITIアイテムを散りばめる

北米設定のある日本車を購入し、それをUS仕様にカスタムする(USパーツを輸入して付ける)ことが好きなユーザーは多い。“H”さんもそんな1人だが、まずV36セダンのヘッドライトとフロントグリルをUSに変更。ちなみに“H”さんのV36セダンは前期型。そのためUSヘッドライトやフロントグリルは後期型を購入。フロントバンパーは国内の後期型と形状は同じため、後期用にスイッチする。ハーフエアロは後期型に合うタイプSP用を備えており、下部につけているフラップは、タイプSP用のみに備えることのできる海外ブランド・サクセスフルオートモーティブ製のフラップを輸入して装着する。

「タイプSP専用に作られたフラップタイプのリップなんです。かなりレアですよね(笑)」。

サイドフラップはマクストンデザイン。リアウイングはV36セダン純正オプションを装着し、リアバンパーは前期用のままだが、これにもこだわりがあり、「前期のぼてっとした感じが好きなのでこのままです」。リアテールをUSに変更し、マフラーはワンオフしている。

「テールエンドのみニスモ(118φ)です。太いテールエンドが好きで、出口の手前をカットして溶接しました」と“H”さんはいう。

ロールバーにUS仕様と見どころ満載のインテリア

内装はまず目に飛び込んでくるのがロールバー。こちらは自作した8点式を備える。「“ガチガチ”をイメージして作りました」。リアのスピーカーボード(パーセルシェルフ)以外はロールバーを曲げて緩衝を回避し、無理な加工をせずに取り付けているのは高ポイント。リアのシート部分は、この日は交換タイヤをセットしていて見えないが、シートデリートキット(後席撤去部をフラット化する専用パネル)に倣い、キレイにメイクしている。またインパネ(日本語表記をなくすためINFINITI用に変更)やセンターコンソールの生地をこちらもDIYにて張り替え。ニスモのステアリングはラフィックス対応のボスで脱着可能にしている。シフトノブはLIKEWISE(ライクワイズ)にスイッチ。その際、プッシュ式にも対応できるよう加工している。メーター類もINFINITI(カナダ仕様)用に変更、スカッフプレートやバイザーもINFINITI用に変更している。

また、シートはブリッドのエディルブのセミバケにスイッチ。「海外向けモデルで高級車に付いているイメージですよね。(自分のは)高級車ではないんですが、このデザインが気に入っていて付けました」。
今後は、クラフトダンボールカラーにオールペンしたボディの再度のカラーチェンジやワイドボディ化も目論んでおり、まだまだV36セダンは進化していきそうだ。

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