大物ゲストも来場するビッグイベントへ
2025年4月11日〜13日の日程で10回目となる「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビル カウンシル)2025」の開催概要が決定しました。過去最大規模となる幕張メッセ9~11ホールでの開催、日本車メーカー共通展示企画「過去から見た未来」、および3つの主催者テーマ展示、多彩なトークセッション&音楽プログラム、過去最大規模のスポンサーシップ&メディア連携が主なトピックとなります。
内容盛りだくさんの10回目の開催
「クルマを超えて、クルマを愉しむ Classic Meets Modern and Future」をテーマとしたクラシックカーイベント「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビル カウンシル)2025」が、2025年4月11日〜13日という会期で開催される。
今回で記念すべき10回目となるが、会場はこれまでと同じように千葉市美浜区にある幕張メッセ。過去最大規模となる9~11ホールを使っての開催となり、隣接エリアに特設屋外展示&特設駐車場が新たに設置される。
クルマはもちろん、幅広いジャンルからカーライフの魅力を発信するトークセッション(今回9枠に拡大)、アート、「MUSIC MEETS CARS」をコンセプトとした音楽プログラム(自動車ファンを作る新たな導線として捉えている)といった自動車ショーの枠を超えた楽しみがある、充実した3日間となるだろう。
「3日間だけの夢の自動車博物館」をコンセプトとして2016年にスタートしたオートモビル カウンシルは、歴代の名車たちから受け継がれたヘリテージに光を当てながら、クルマにまつわる楽しさを味わい尽くす大人の自動車フェスとして成長してきた。
当初から量より質にこだわったイベントプロデュースがなされており、自動車各社のDNAやヘリテージによるファンづくり、自動車文化を彩るさまざまなカルチャーとの融合を大切にしている点も、オートモビル カウンシルならではの特色だ。
日本車メーカー共通展示企画「過去から見た未来」
既述したように多様なコンテンツが用意されるので、順番に説明していこう。まずは、10回目の記念として実施される日本車メーカー共通展示企画「過去から見た未来」。
これは過去の東京モーターショーに出品したコンセプトカーを各社1台ずつ展示してもらうという内容(予定)で、世界に誇る日本の自動車メーカーが過去にどのような未来を見据えていたのか? 現在はどのような未来を見ようとしているのか? を知ることのできる機会となる。例えば三菱自動車では、1989年東京モーターショー出展車の「HSR-II」を出展予定。
主催者としては、単なる自動車の展示会としてではなく、歴史と文化を未来に引き継ぎ、今後、自動車業界がどのように進化していくかを考えてもらう一助になればいいと願っているそうだ。
主催者テーマは魅力的なクルマが展示!
続いて、イタリアからの特別ゲストを含む3つの主催者テーマ展示について。
1つめは、世界的なカーデザイナーとして知られるジョルジェット・ジウジアーロ氏(1938年生まれ)の来日が決定し、「Giorgetto Giugiaro展 世界を変えたマエストロ」を展開する。
スペシャルトークショーを実施し、ジウジアーロ氏ならではのデザイン哲学や当時の思い出を存分に語ってくれる。「Designed by Giugiaro」車両展示では、歴史に残る名車、歴史を変えた傑作の中から厳選した10台を展示する。
2つめは、「Golden Age of Rally in Japan 歴史を飾ったラリーカー展示」で、イタリア自動車界およびスイス高級時計界の大立者であり、自らラリーに参戦するエンスージアストだったジーノ・マカルーゾ氏の珠玉のコレクションの中から、ラリー史を語る際に不可欠な6台がイタリアから来日。いずれも由緒正しきワークスマシンばかりだ。
3つめは、「旅するMotor Home」で、動く家を連れて年間50泊に及ぶ車中生活を楽しむオーナーが愛車を展示して、さまざまな旅のエピソードや実際の使い方などをパネルとトークで紹介。展示されるのは、2001年式のBC「Vernon 19DE」で、カナダ製だ。シャシーはアメリカのフォード「E-350」で、架装メーカーはカナダ レジャーコーチワークスとなる。
オートモビル カウンシル 2025の開催概要記者発表会では、締めくくりとして、自動車メーカーの関係者、輸入車インポーターの広報、クラシックカー販売店の代表、オフィシャルラジオのひとつであるJ-WAVEの会長、オートモビル カウンシルの発起人などから寄せられたビデオレターが流され、10回目という大きな節目を迎えたことを祝福するとともにアピールしていた。
