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ローマで日立製「ゼルダの伝説」ラッピングの電車に大興奮! いまさらながら本場で食べる「マリトッツォ」のお味は…?【みどり独乙通信】

ローマを走る在来線が日立製というだけで驚きなのに、「ゼルダの伝説」のフルラッピング電車も登場してテンションが上がります

イタリア・ローマへひとっ飛び!

北ドイツのハンブルクから自宅のミュンヘンへ戻った池ノ内みどりさんは、翌々日にインタビュー取材のためイタリア・ローマへ出発することに。FIA フォーミュラE世界選手権 2022以来となるローマでの移動やグルメなど、旅の様子をお伝えします。

2022年に開催されたフォーミュラEぶりのローマ

ボンジョルノ! 北ドイツ・ハンブルクから戻ったと思ったら、1日おいて次はイタリア・ローマへ出発。週2回飛行機通勤をしている友人から「ドイツもオーバーツーリズムでとんでもない行列だぞ」と脅されていましたが、バカンスやホリデーシーズンではないので、セキュリティチェックの長蛇の列を免れられてホッ。ドイツから南へ飛行機で飛ぶ際には、ドイツ、オーストリア、スイスのアルプス上空を飛ぶので、その壮大な山の景色を楽しみにしています。

ローマへ訪れたのは、FIA フォーミュラE世界選手権 2022以来です。そのときは自走でミュンヘンから向かったのですが、気温が暑すぎたのでまったく市内には行かず、サーキットと宿と宿の前にあるショッピングモール以外はどこにも行きませんでした。イタリアの夏も日本並みに蒸し暑いのですが、宿に冷房が設置されておらず寝苦しかったのを思い出しました。

今回の宿は、空港近くの安いビジネスホテルです。ローマ市内はとても高くて断念しました。空港から電車に乗って1駅のホテルにチェックインをして、少し休憩をしていたらあっという間にもう午後3時前。インタビューは翌日の朝一番なので、この日は何も予定がありません。ホテルから市内までは電車で片道1時間ちょっとかかるので躊躇していましたが、足を延ばすことにしました。

ローマ市内へ向かう電車はなんと日立製

市内へ向かう電車はなんと日本の日立製でびっくり! それもめちゃくちゃハイテク電車です。私の住むドイツ・ミュンヘンで日本製の電車やバスが走っているのを見たことがないので大興奮! ローマのみなさん、これは日本製の電車なんですよ! と声を大きくして自慢をしたい気分です。電車は2階建てになっており、清潔でゆったり。そんなに長い車両ではありませんが、お手洗いが3カ所もあるのもポイントです。

途中の乗り換えでドキドキしましたが、何とかローマのテルミニ駅へ到着。あまりにも大きくて立派な駅で驚きました。過去にここを訪れたのは、はるか遠く昔の学生時代以来でしょうか。ミュンヘン中央駅は工事中ということを除いても、テルミニ駅とは比べ物にならないほど小さいのです。イタリアに限らず、どこにいてもスリなどに気を付けなければなりませんよね。電車の切符の券売機(言語設定が可能)でもタッチパネルの画面を開いただけで、「手荷物に注意」という警告が出てきます。私は斜め掛けのバッグをコートの下にかけていました。

コロッセオ周辺を散策していると、突然の大雨

街へ行く予定がなかったので、何も下調べをせずにブラブラ歩きながらコロッセオやスペイン階段、トレビの泉を見られたらいいなと楽観していたのですが、そこそこ距離があるようです。途中に立ち寄った日本の雑貨店で、お店の方にコロッセオの行き方を聞いて徒歩で向かいました。15~20分くらい歩いた頃、正面に巨大なコロッセオが見えてきました。

近隣を少しブラブラしていたのですが、なにやらお天気が怪しげ。ぽつぽつ来たな、と思った途端、土砂降りになってしまいました。雨宿りをする場所もなく、その辺りに居た人々は一斉に地下鉄の駅に密集して大混雑。券売機の前にも大行列ができました。

本場ローマでマリトッツォをいざ実食!

ずぶ濡れになってしまったこともあり、スペイン階段もトレビの泉も見ずに、そのまま地下鉄に乗ってテルミニ駅へ戻りました。帰りの電車までは1時間程あったので、駅周辺をブラブラしているとマリトッツォを発見! 日本で何年か前に流行った、ローマ発祥のスイーツですよね。その名前を知っていましたが、現物を初めて見ました。大・流行遅れですよね(笑)。

FIA フォーミュラE世界選手権 2022の取材でローマを訪れた際にはマリトッツォを見つけることができませんでした。今回は色んなパン屋さんやケーキ屋さんを見てみましたが、どこでもあるわけではなさそうでした。

さて、駅の近くのお菓子屋さんで買ったマリトッツォは3ユーロ(約490円)。こんなもんかな? ちょっと高い? と思いながらも買ってみました。見た目はどっしりですが、驚くほど軽かったです。

コルネのようなカスタードクリーム入りのパイも追加し、2つで6ユーロ(約970円)。日本では色々と工夫されてアップデートされてそうですが、本場ローマのマリトッツォは本当にコッペパン風なパンにホイップクリームが挟まっているだけで、それでもペロリと食べちゃう美味しさでした。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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