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「アップルワイン」の本場で堪能! 炭酸水で割るのが地元流? マイン川の鉄の橋からフランクフルトのスカイラインを見渡して感動〜!【みどり独乙通信】

アップルワインのグラスの下のコースターも可愛いです

フランクフルトで一番行きたかった場所へ

ドイツ・ミュンヘン在住の池ノ内みどりさんはニュルブルクリンクでの取材のため、フランクフルト・アム・マインへ向かいます。フランクフルトの街を散策しながら名物の「アップルワイン」を味わい、その独特の酸味と苦味に舌鼓を打ちました。さて、今回の取材旅の様子は……。

ニュルブルクリンクへ今季初取材

いつの間にか、ミュンヘンのオリンピック公園の桜の名所が満開となっていて驚きました。夏時間になったことで1時間早起きした気分なのですが、いつものことながらプチ時差ボケ中です。

冬の間は主にサッカーの撮影にスイッチしたこともあり、この冬は日本に帰国せず、週2回ほどアリアンツ・アレーナを本拠地とするFCバイエルン・ミュンヘンの試合に通っていました。まだサッカーの仕事をはじめて1シーズン目の新人です。ブンデスリーガやチャンピオンズリーグの撮影を通じて、世界一流選手の活躍を超間近で撮影する中で、すっかりFCバイエルン・ミュンヘンのファンになってしまいました。

サッカーのシーズンは後半戦を迎え、ドイツでは待ちに待ったモータースポーツのシーズンがようやく開幕しました。大好きなニュルブルクリンクに今季初めて取材に行きます。今回は日本から取材にいらっしゃった方のレンタカーに同乗させていただけることになり、フランクフルト空港で待ち合わせすることになりました。

日本からの到着予定が午前5時30分と早朝だったため、私は前日にミュンヘンから電車でフランクフルト・アム・マイン入りし、久しぶりに少し街を散策することにしました。フランクフルトといえば、世界有数の金融の街としても有名で、以前はIAA(通称フランクフルトモーターショー)が盛大に開催されていました。モーターショーが形を変えてミュンヘンに引越ししてからは、フランクフルトへ行く機会が減ってしまいました。中央駅を利用することは数年に一度ありますが、街の中心部に行くのは何年ぶりか分かりません。わずか数時間ですが、観光を楽しみにしていました。

ミュンヘンから高速鉄道でフランクフルトへ移動

ミュンヘンから高速鉄道ICE(インターシティ エクスプレス)に乗って約4時間。フランクフルト中央駅近くになると、まるで新宿のように高層ビル群が車窓から見えてきます。私の住むミュンヘンには高層ビルが少なく、程よい地方都市という感じなので、この都会的なフランクフルトの風景に毎回ワクワクします。

ホテルに荷物を置いてひと休みし、地下鉄に乗って街の中心地へ向かいました。今回一番行きたかったのは、フランクフルトのダウンタウンとザクセンハウゼンです。もう10数年前になりますが、日本のメディアの先輩方にニュルブルクリンク24時間レース後に連れて行っていただいた記憶があり、とても雰囲気が良かったのでまた行ってみたくなりました。

初めて鉄の橋を歩き、マイン川を渡りながらフランクフルトのスカイラインを眺めることができて最高! 観光客丸出しですが、やはり初めて見る景色は素晴らしいです。

フランクフルト名物のアップルワインを嗜む

以前に先輩方に連れて行っていただいたお店がどこにあるかは記憶に残っていませんでしたが、雰囲気のある個性的なショップが並ぶダウンタウンの路地裏を歩いているだけで楽しいものです。フランクフルトといえばアップルワイン(シードル)。私の住む南ドイツにはない文化です。この日は電車移動ということで、キリリと冷えたアップルワインを飲むのが楽しみでした。さすが名物とあって、ザクセンハウゼンのあちらこちらにアップルワインの絵や看板が目に入ります。

この日は暖かかったため、夕暮れ前のひとときに1杯のアップルワインを楽しみました。見た目はリンゴジュースのようですが、お味は酸味と苦みが独特で、好き嫌いが分かれるかもしれません。私はそのまま飲んでいましたが、周囲の客は炭酸水で割って飲んでいるようでした。確かに、炭酸水で割るとより爽やかになりそうですね。ほろ酔い気分でのんびりとまた鉄の橋を渡り、市内の中心地のレーマー広場まで戻ってきました。次回は旅の続きをお届けします。

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