発足1年目の666号車seven × sevenが初優勝
スーパーGT第7戦の決勝レースが10月19日、大分県のオートポリスで行われました。3時間の長丁場のレースでGT300クラスを制したのは666号車seven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング選手/藤波清斗選手/近藤 翼選手)でした。
(motorsport.comの記事をもとに再編集しています)
65号車LEONはポイントリーダーを守れたが……
次戦もてぎが最終戦となるため、スーパーGT第7戦・オートポリスはタイトル争いにおいて極めて重要な1戦である。サクセスウエイトが半減されるので、ランキング上位陣は王座戦線への生き残りをかけて、このレースで確実にポイントを稼ぐ必要がある。
予選は雨が降ったり止んだりと難しい天候となったが、13時10分からの決勝レースはドライコンディションでスタートした。
GT300クラスのポールポジションは、2戦連続で7号車CARGUY Ferrari 296 GT3が獲得。2番手は0号車VENTENY Lamborghini GT3、3番手は2号車HYPER WATER INGING GR86 GTであり、ポイントリーダーの65号車LEON PYRAMID AMGは4番手スタートであった。
予選でクラッシュがあった11号車GAINER TANAX Zは決勝出走を断念。同じく予選でエンジントラブルがあった61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは、エンジン換装により17番グリッドからのスタートが叶った。
レース序盤、トップ3の順位に変化はなかった。7号車CARGUYのスタートドライバーを務めた小林利徠斗選手は首位を譲らず1時間のスティントを終えピットインし、ザック・オサリバン選手にドライバー交代した。
その次にピットインした0号車VENTENYは、ドライバー交代を行わず、タイヤ交換もリア2輪のみの短いピットストップで7号車CARGUYの前でコースに復帰。VENTENYの元嶋佑弥選手の背後にはCARGUYのオサリバン選手が迫ったが、元嶋選手はオサリバン選手を約1時間も抑え込み、首位をキープし続けた。
レースが残り1時間に近付くタイミングで、360号車RUNUP RIVAUX GT-Rがトラブルでストップ。車両回収によるFCY(フルコースイエロー)が出され、ピットレーンクローズとなる直前、0号車VENTENYはピットに滑り込み、フルサービスを行った。このピットインはVENTENYに大きな利益をもたらした。
7号車CARGUYが再び小林選手にドライバー交代し、首位は0号車VENTENYとなった。しかしここから上位争いはペナルティによって二転三転する。
まず0号車VENTENYはFCY中の減速違反でドライブスルーペナルティを受け、7号車CARGUYがトップに浮上した。その後、黄旗区間で26号車ANEST IWATA RC F GT3を追い抜いてしまったCARGUYとVENTENYが共にドライブスルーを受けることになった。CARGUYはそれでも首位の座を守ったが、VENTENYは3番手に落ち、2番手は666号車seven × seven PORSCHE GT3Rとなった。
7号車CARGUYの優勝が確実かと思われたレース終盤、残り9分で小林選手は緊急ピットインした。燃料が足りなかったのか、短い給油作業でコースに戻った。
この結果、トップに立った666号車seven × sevenは、発足1年目での初優勝を達成した。2位は7号車CARGUY、3位は0号車VENTENYであった。
65号車LEONは6位でフィニッシュし、79ポイント獲得でポイントリーダーの座を守った。しかし4位フィニッシュしたランキング2番手の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの平手晃平選手とはわずか1.5ポイント差である。同3番手の7号車CARGUYも74.5ポイントと僅差の状態となった。
