ドイツ流カーニバルは警察もザワつく大人気!覆面パトカー全車を路駐で市民にお披露目!?
バレンタインデーが終わったと思ったら、2月に2回行われた公共交通機関の大型ストに続いて、3月にはルフトハンザのパイロットと客室乗務員による大型ストと、ストライキが続き公共交通機関による煽りを受けたミュンヘン在住モータージャーナリストの池ノ内みどりさん。ドイツでは2月はファッシング(カーニバル)というお祭りもあり、じつはイベントが盛沢山です。街ではイースターのお菓子類もスーパーマーケットに山積みで、目が回りそうな日々を送っているそうです。
街で液体やスプレーを浴びてびしょ濡れになる⁉︎
7年に一度のドイツ仮装イベントは過激すぎる!
南ドイツやオーストリアではファッシングと称されるのですが、謝肉祭やカーニバルとも称され、復活祭(イースター)前の40日間に行われるキリスト教のお祭りだそうで、とにかくあちらこちらに仮装してゴキゲンな人が溢れて大賑わいです。地域性もかなりあり、ドイツではケルンやデュッセルドルフ、マインツの辺りがとくに大盛り上がりするようです。
デパートや雑貨屋さんには年始あたりからこのファッシング用に特別会場が設けられて仮装の衣装や道具が販売されるんですよ。日本のハロウィンの時期に少し似た雰囲気でしょうか。この時期にはお気に入りの服を着て街に行かない方が良いかも知れませんね。なんだかよくわからないスプレーや紙吹雪、液体などがあちらこちらから降りかかって、頭からコートまで汚れることがあります。
以前、カーニバルだということを忘れて街に出た際に、お気に入りのコートが何か分からない液体でびしょ濡れになってからは、恐らく10数年以上この時期に私は街へ行った記憶はありません(苦笑)。
警察署長も市民と一緒に祭りを楽しむ風土が素敵
500年以上続く伝統舞踊のシェフラータンツ祭!
丁度このファッシングの時期と前後してシェフラータンツ(ダンス)という、7年に1度開催される500年以上の歴史を持つバイエルン州やミュンヘンの伝統舞踊に、偶然にも街に出た際に遭遇しました。1月末から2月中旬にかけて街のあちらこちらで披露されているのですが、事前に知っていないと次は7年先まで観ることができませんが、この日はラッキーなことに警察署の前で見学できました。
警察所長さんをはじめ幹部職員や数多くの警察官も7年に1度のシェフラータンツを楽しんでいました。じつはこのミュンヘン市内にある大きな警察署の前には一般的なパトカーはもちろん、数多くの覆面パトカーが路上駐車されていて、さまざまな覆面パトカーを見るのも楽しみになっています。
周辺には監視カメラが数多く設置されているので撮影は自粛していますが、なかにはフォルクスワーゲン・ポロの覆面車両もあってなかなか興味深いものです。赤色灯(ドイツは青ですが)が搭載された一般的なパトカーは、ここミュンヘンでは特にBMWの3シリーズや5シリーズのコンビ(ツーリングワゴン)が大半ですが、たまに他メーカーのパトカーが走っていると思わず目で追ってしまいます。
さて、このファッシングの時期にはクラプフェンというドーナツを食べることで有名なのですが、南ドイツではクラプフェンと呼びますが、ドイツ国内の地域によってはベルリーナーやパンクーヘン、クレッペル等名称が異なるようです。日本の同じようなドーナツの1.5倍ほどの大きさがあり、1つ食べると十分お腹いっぱいになります。アプリコット等のフルーツジャムが入ったものが定番で、年中スーパーマーケットやパン屋さんで売っていますが、この時期には特にカラフルなドーナツが店頭に並び、目移りして困ります。
日本にも長く続くお祭り行事はたくさんありますが、地元警察も一緒に楽しむという風土はなかなか日本では見かけません。しかも普段はあまり見せたくない覆面パトカーでさえ、路上駐車で確認できるドイツのお祭りはちょっと素敵に思えました。
