ハイエースの弱点「音響」を克服するカロッツェリア・オーディオシステム
アウトドアや車中泊、ファミリーユースなど、多様なライフスタイルに対応する万能モデルとして高い人気を誇るトヨタ「ハイエース」。その魅力は何と言っても広大な室内空間。乗員の快適性や積載性という面では理想的なパッケージングを実現していますが、音響という観点では決して有利とは言えません。そこで注目したいのがカロッツェリアが提案するハイエース専用オーディオシステムです。ハイエースの可能性をさらに引き出すナビゲーション、サウンド、映像を統合したトータルAVシステムを紹介します。
広い室内を高品位エンターテインメント空間に変える
ハイエースは、キャビン容積が大きく、スピーカーとリスナーの距離差も大きいため、純正オーディオでは音像のまとまりや低域の厚みに物足りなさを感じる。そこで注目したいのがカロッツェリアが提案するハイエース専用オーディオシステムだ。高性能コンポーネントと専用インストールパーツを組み合わせることで、広いキャビンを高品位なエンターテインメント空間へと進化させる。
車内Wi-Fiを実現する9型HDフローティングナビ「AVIC-RF722DC」
1280×720ドットのHDパネルを採用したディスプレイは、地図表示はもちろん動画コンテンツも高精細に映し出す。フローティング構造によってダッシュボード上に大画面を配置できるため、ハイエースの広い運転席でも優れた視認性を確保する。さらに通信機能を備え、「docomo in Car Connect」による車内Wi-Fi環境の構築にも対応。ストリーミング再生やオンライン検索など、スマートフォンと連携した最新のデジタル環境を車内に持ち込むことができる。音響面では13バンドEQやタイムアライメントなどのDSP機能を搭載し、車室内の音場を細かくチューニングできる。まさにAVシステムの中枢と言える存在だ。
17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-C1740C」でフロントステージを構築
17cm口径ミッドバスとトゥイーターを独立させたセパレート構造によって、音場の高さと定位の明確さを確保する。カロッツェリアCシリーズは音楽ジャンルを選ばないバランスの良さが特徴で、ボーカル帯域の表現力と中低域の厚みを高いレベルで両立している。ハイエースのような広いキャビンでも音像が前方にしっかりとまとまり、ドライバーの前に自然なステージが広がる。
そしてセパレートスピーカーの能力を最大限に引き出すのが「UD-K304ハイエース専用トゥイーター取り付けキット」と「UD-K5311インナーバッフル」だ。
UD-K304は純正インテリアの形状に合わせた専用設計で、加工を最小限に抑えながらスマートにトゥイーターをインストールできる。トゥイーターの角度と位置が最適化されることでフロントシート前方に広がる自然な音場を形成する。
そしてドアスピーカー17cmミッドバスの音質を大きく左右するのが、その取り付け剛性だ。ドアパネルにスピーカーを取り付けするときに使用する、このUD-K5311インナーバッフルは高い剛性を持ち、不要振動を抑制して低域の締まりや中域の解像度を向上。スピーカー本来の性能を最大限に発揮させる重要なパーツだ。
さらに低域を補強するのがパワードサブウーファー「TS-WX400D」。24cm×14cmのスピーカーユニットと高出力アンプを内蔵しながらコンパクトな筐体を実現。シート下にも設置できる。ドアスピーカーでは再現しきれない低域を補い、音楽のグルーヴ感や映像の迫力を大幅に向上させる。
コアキシャル2ウェイスピーカーとフリップダウンモニターによるリヤエンターテイメント
コンパクトなサイズながらトゥイーターを内蔵した同軸構造により広帯域再生を実現する「TS-E1010E」スピーカーを後席の天井部に装着。フロントステージの音場感を崩さず自然に音を広げるチューニングで、後席乗員にも快適なリスニング環境を提供する。
さらに後席エンターテインメントを充実させるのが10.1型フリップダウンモニター「TVM-FW1068-B」だ。ルーフから展開する大型ディスプレイは後席からの視認性に優れ、長距離ドライブでも快適な映像視聴を実現する。ハイエースの広いキャビンでは特に効果的で、家族や仲間との移動時間をより楽しいものへと変えてくれる。
広いキャビンでも自然なサウンドステージ
試聴してみると、まず印象的なのは音場の自然さだ。セパレートスピーカーと専用トゥイーターキットの組み合わせにより、ボーカルがダッシュボード中央にしっかりと定位する。ハイエースのような広い車内でも音像が散らばらず、ステージングが形成されている。中低域はインナーバッフルによって不要振動が抑えられ、ドアスピーカーとは思えないほど音離れが良好で、しっかりとリスナーに音が伝わる鳴り方をみせる。
ここにサブウーファーが加わることで、量感と締まりを両立した厚みのある低域が生まれる。ポップスやロックではリズムの躍動感が際立ち、ライブ感のあるサウンドが楽しめる。
リアスピーカーはキャビン全体に音を広げる役割を担い、後席でもバランスの良いサウンドを実現。フリップダウンモニターとの組み合わせで、お気に入りの映像コンテンツを最適なサウンドと共に楽しむことができる。
このシステムは単なるオーディオアップグレードではない。ナビゲーション、通信、音響、映像を統合し、車内全体をエンターテインメント空間へと進化させるトータル的なAVシステムだ。広いキャビンを持つハイエースだからこそ、こうしたトータルシステムの効果は絶大で、移動時間を楽しむために最適なAV環境と言えるだろう。
