上品か、攻めか! その二択を軽く超えてきたハイエース・スーパーロング
大人の余裕と攻めの美学を両立し、昇華させたモデルが登場しました。大阪府のショップ「Hi&Low」が手がけたトヨタ「ハイエース コミューターGL」は、エレガントなボディメイクと大胆なワイドスタイルを融合させた1台です。上品さを崩さず、それでいて強烈な存在感を放つ仕上がりは、まさに大人カスタムの理想形といえます。
ミリ単位の調整が生み出したアウトリップスタイル
大阪府河内長野市のショップであるHi&Lowが大人カスタムを手掛けると、ここまで魅惑的なスーパーワゴンに仕立て上げられるという完成形を具現化したのが、このトヨタ ハイエース コミューターGLだ。ボディフォルムに選ばれたのは、言わずと知れたLEGANCEのエアロである。前後ハーフエアロのみならず、フリッパーまで含めたフルメイクによって、第一印象から一気に視線を奪うことに成功している。派手すぎず、それでいて確実に違いを感じさせる絶妙なバランス感覚こそ、この1台の核といえるだろう。
そして、そのボディメイクをさらに昇華させているのが、S.A.Dカスタムのフルワイドフェンダーだ。そこへ組み合わされるのは、2ピース構造のパンデミックLFR-6である。選択されたスペックは20×10Jインセット-10を前後通しで投入するという攻めたセッティング。フェンダーぎりぎりまで攻め込んだツライチどころか、わずかに外へ張り出すアウトリップの迫力は圧巻で、静止状態でも圧倒的な存在感を放つ。
さらに特筆すべきは、225サイズのタイヤをあえて10Jリムに組み合わせた点だ。この引っ張り気味のセットアップが、ホイールのリムを強調し、より鋭くエッジの効いたシルエットを形成する。結果として生まれるアウトリップスタイルは、エレガントなコミューターGLにダークで妖艶な表情を宿らせる決定打となっている。
機能性とラグジュアリーな質感を追求した室内空間
さらに注目すべきは足元と室内の完成度だ。サスペンションにはボルドワールドのエアサスを採用し、シーンに応じて自在に車高をコントロールする。快適な走行性能と魅せるスタイルを高次元で両立している。
そしてインテリアも抜かりはない。フロントには2脚のレカロシートを奢り、センターにはHi&Lowオリジナルのラムース仕立てコンソールをレイアウト。質感と機能性を同時に引き上げることで、外装に負けないラグジュアリーな空間へと導いている。
上品さと攻撃性、その相反する要素を見事に同居させたこの1台は、大人カスタムの到達点ともいえる存在だ。妥協のない細部へのこだわりをひとつひとつ積み重ねて集大成として魅せる。そんな哲学が、見る者の心を静かに、しかし確実に惹きつけてやまない。
