商用バンが旧車スポーツに激変! トヨタ「プロボックス」が躍動
高い実用性を誇る商用車をベースにしたカスタマイズが、多くのクルマ好きから熱い視線を集めている。愛知県などに店舗を構えるカスタムショップ「GR8」が発表した最新のエアロスタイルは、トヨタ「プロボックス」をネオレトロなスポーツ仕様へと変貌させた。低く構えたボディに往年のモータースポーツテイストを散りばめ、商用バンの枠を超えたアグレッシブな走りへの期待を高めてくれる。
モータースポーツのテイストを盛り込んだアグレッシブなフロントまわり
やはり、トヨタ プロボックスにはローダウン(車高を下げること)が似合う。そう再認識させてくれる1台だろう。「スタイル、スポーツ、ストリート」をコンセプトにGR8が送り出す最新エアロスタイルだ。本来はトヨタ「ハイエース」を専門にするGR8だが、このクルマには長年モータースポーツを愛する同社の精鋭スタッフが開発を担当し、細部まで徹底したこだわりを注入している。
グレーメタリックカラーに彩られたボディには、スポーツカーらしさがあふれる王道のエアロフォルムが全身に散りばめられている。フロントハーフスポイラーの両端には2連のダクトを設け、さらに純正と交換式のフロントダクトカバーにもグッと張り出す立体的な上下2段のダクトを用意した。古き良き往年のルックスを現代の商用車に取り込んだ見事なデザインだ。
ボンネットと差別化するように段付きでラインが差し込まれるフードトップモールは、エンド部分でパーツが分かれる3ピース構造となっている。
往年のスポーツカーを彷彿とさせるこだわりのリアとサイドビュー
リアまわりには、センターの可変式フラップが全盛だった時代を彷彿とさせるルーフスポイラーを装着している。40代以降のクルマ好きなら涙モノのディテールだろう。さらに、中央部分が肉抜きされて軽快感が際立つリアハーフスポイラーも非常にスポーティである。
サイドビューを引き締めるサイドステップは、フロントからリアへとラインが統一されるフラップ形状を採用しており、ボディの低さを強調する効果をもたらしている。低く身構えたイカツイ顔つきと、軽量ボディを生かせる疾走感のあるエアロフォルムが、ネオレトロな旧車スポーツの面影を見せてくれる。
ローダウンを際立たせる15インチホイールと肉厚タイヤの組み合わせ
モータースポーツ派に王道の骨太な5スポークデザインを採用した足回りには、アルミホイールブランドであるワーク製「マイスターCR01」(15×8J)を装着している。前後セットで装着されるオーバーフェンダー(フェンダーの幅を広げる追加パーツ)との組み合わせも抜群だ。
タイヤはヨコハマタイヤの「アドバン フレバ V701」(205/55R15)をセレクトした。あえて大口径化せず、ムッチリと側面の高さに厚みのある55扁平をチョイスすることで、ローダウンスタイルを際立たせる狙いもあるという。
車両本体の価格が手頃な商用バンだからこそ、浮いた予算を自分好みのカスタマイズに惜しみなく注ぎ込むことができる。ただ荷物を運ぶための「働くクルマ」を憧れの旧車スポーツ仕様へと仕立て上げ、休日のドライブを心ゆくまで謳歌する。このプロボックスは、そんな現代における「新しいクルマ遊びの最適解」を教えてくれる珠玉の1台だ。
