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ゲームの世界から実物大モデルが登場。アストンマーティンが作ったV12搭載の軍用SUV

アストンマーティン ドレッドノート:ミリタリーテイストと高級感が融合した大迫力のフロントフェイス

アストンマーティンが本気で作ったV12搭載のアゲ系SUVが公開

英国の高級スポーツカーブランドであるアストンマーティンは、大人気ゲームソフト『Call of Duty: Modern Warfare 4』の世界で活躍するデジタル専用のミリタリーSUV「ドレッドノート」を発表した。V12エンジンを搭載し、高級レザーと軍用装甲を組み合わせた異端のオフロードマシンの全貌が明らかになった。

V12エンジンと装甲板が同居する究極のアゲ系SUVが登場

今回発表されたドレッドノートは、アストンマーティンのデザインチームが物理世界の制約から解き放たれて自由にデザインした、戦術的オールホイールドライブ(AWD)SUVである。「恐れを知らない」という意味を持つ辞書の定義だけでなく、1900年代初頭の海軍の歴史を変えたイギリスの有名な戦艦「ドレッドノート」にも由来しており、その名に恥じない圧倒的な存在感を放っている。

もっとも注目すべきは、ミリタリー仕様の無骨なアゲ系スタイルのなかに、アストンマーティンのDNAが息づいている点だ。心臓部には本物の純血V12エンジンが搭載されており、ゲーム内でもその官能的な咆哮を響かせる。外装には軍用グレードの装甲板や予備燃料タンク、特注の武器庫が備わっているが、その下には美しいヘリンボーン織りのカーボンファイバーが覗く。室内も同様で、オックスフォードタンレザーで仕立てられたダッシュボードや、メタリックゴールドのシフトレバーなど、泥臭い戦場には似合わないほどの極上のラグジュアリー空間が広がっている。

デザイン責任者がリアルワールドの情景を想像して作り上げる

この究極のオフロードマシンは、単なるデジタルデータとして作られたわけではない。アストンマーティンのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマン氏は、このプロジェクトについて次のように語っている。

「想像力だけが限界であるときに、アストンマーティンがどうあるべきかを再定義するという少なからぬ挑戦を、チームは大いに楽しみました。究極のエキゾチック・オフロードマシンを作るために、私はドレッドノートを単なるデジタル資産としてではなく、現実世界に生きるクルマとして想像しなければなりませんでした。ニューヨークの街をナビゲートし、モンスーンで水浸しになったムンバイの道を力強く突き進むような実車です。このブランドの代名詞ともいえるチルターングリーンの塗装や、サテンゴールドのアルマイト処理を施したドアヒンジなど、本物にこだわったディテールの数々が、私たちの情熱を裏付けています」

実世界での情景を鮮明に描き出し、細部まで魂を込めたことが伝わってくる。

また、ゲーム開発を担当するInfinity Wardの共同スタジオ責任者であるジャック・オハラ氏も、次のように明かしている。

「アストンマーティンの特徴的なデザイン哲学に忠実でありながら、最大のガソリンタンクと最もアグレッシブな四輪駆動を備えた装甲車を提供するために、細部まで入念に設計しました」

両社による並々ならぬこだわりが反映されているのだ。

ニューヨークのイベントで実物大のモックアップモデルを公開

アストンマーティンのブランド多様化ディレクターであるステファノ・サポレッティ氏は、次のように強調している。

「ドレッドノートは単なるデジタル車両ではなく、若くグローバルなオーディエンスが私たちの超高級DNAを体験するための戦略的なゲートウェイです」

次世代のファンを獲得するための、極めて重要なプロジェクトという位置づけだ。

この熱量はゲーム画面の中だけにとどまらない。ニューヨークで開催される「Fanatics Fest」では、ドレッドノートの実物大フルサイズモデルがCall of Dutyのブースで初公開される。なお、ゲーム本編は2026年10月23日にPlayStation 5やNintendo Switch 2などで世界同時発売される予定となっている。

ランボルギーニがかつて軍用車両として開発をスタートした「LM002」のように、超高級スポーツカーブランドが桁外れの軍用オフローダーを企画することは、これまでも自動車ファンの関心を集めてきた。今回の「ドレッドノート」はデジタル空間での展開となるが、大排気量V12エンジンや専用装甲といった極端な設定要素を通じて、ブランドの持つパフォーマンスとラグジュアリーのDNAを新たな層へアピールする狙いがある。ゲームという次世代のプラットフォームを活用したアストンマーティンの戦略的な取り組みとして、今後の反響が注目される。

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