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5インチダウンで仕事道具を満載。関西圏を走り回る極低のトヨタ「ハイエース」

トヨタ ハイエース:フロントにはT.S.Dスタイリングのハーフスポイラーを装着し、シンプルにまとめた

5インチローダウンで仕事道具を満載するトヨタ「ハイエース」

「働くクルマはノーマル車高じゃないと……というのは間違い。働くハイエースはすべてベタベタにカスタムするのが当たり前なんです」

そう熱く語る“K”さんのトヨタ「ハイエース」は、仕事の道具を満載しながら5インチの極限ローダウンを施している。シンプルなスタイルの中に車高の低さで個性を出し、関西圏の現場へ向かってガンガン走り回る本気の仕事車としての姿を捉えた。

極限の低車高とこだわりのツライチ足回りを構築

エクステリアは、T.S.Dスタイリングのハーフスポイラーとリアバンパー、ギブソンのサイドライナーを装着し、シンプルなスタイルにまとめ上げられている。

最大の特徴は、極限まで落とされた車高だ。最近になってさらに車高を下げ、4インチから5インチ(約12.7cm)へとローダウンを進化させた。一般的な200系ハイエースでここまで車高を落とすと、サスペンションのストローク不足やドライブシャフトへの負担が極端に増加するため、専用のバンプストッパーへの交換やCノッチ加工(フレーム加工)などの高度な対策が必須となる。

こうしたメカニカルな苦労を乗り越え、硬めのダンパーに交換したことで走りは軽快になり、乗り心地も決して悪くないという。これに仕事の道具を積み込んで、関西圏をひたすら走り回る日々を送っているそうだ。シンプルなボディゆえに目立ちにくいが、やはり車高の低さは尋常ではない。

足元のホイールはエセックスの「EL-19」(19×9.0J インセット23)を選択し、オーバーフェンダーに合わせて美しいツライチセッティングを実現している。

ブレンボ製ビッグキャリパーで制動力を強化

これだけ車高を落とし、重い仕事の道具を満載して走るとなれば、ブレーキの強化は必須事項である。

“K”さんは、ブレーキをブレンボ製のビッグキャリパーに交換することでストッピングパワーを向上させ、文句なしの制動力を手に入れている。左右でキャリパーの色を変えているのが、オーナーならではのさりげないこだわりだ。

商用車であり究極の趣味車である「ハイエース」の魅力

トヨタ ハイエースは、本来、過酷なビジネスシーンを支える商用バンとして開発されたモデルだ。圧倒的な耐久性と広大な荷室空間、頑丈なボディ構造を備えており、日本のみならず世界中の現場で「働くクルマ」の代名詞として絶対的な信頼を集めている。

しかし、その魅力はビジネスの枠にとどまらない。スクエアで無駄のない室内空間は、キャンプや車中泊、サーフィン、バイクのトランポといったアウトドアレジャーに最適な空間となる。さらにアフターパーツの豊富さから、ローダウンやリフトアップ、キャンピングカー仕様など、自分好みに仕立てるカスタムベースとしても絶大な支持を得ている。

高いリセールバリューとタフさを兼ね備え、平日の仕事の相棒から休日の遊び道具まで、ライフスタイルに合わせて無限に変化する。これこそが、ハイエースが世代を超えて愛され続ける最大の理由である。

派手さを抑えたエクステリアと今後の進化を語る

エクステリアは全体的に派手さを抑えたシンプルメイクだが、要所要所で巧みなカスタマイズを加えている。ボンネットはエセックス製を装着し、フォグカバーはカーボンパーツをチョイスした。ヘッドライトはブラックアウトさせ、テールランプもスモークをかけて全体を精悍に引き締めている。

ラゲッジルームにはリンクスファクトリー製のベッドキットを装備し、その上下には仕事の道具を満載している。さりげなくカスタムしつつ、ベタベタの車高で迫力を出すスタイルは、まさに「働くトヨタ ハイエース」の理想形と言えるだろう。

今後の予定について“K”さんは次のように話す。

「そろそろホイールを交換し、新たなスタイリングを手にしたいですね」

毎日の厳しい現場を共に戦う相棒だからこそ、自分が最もカッコいいと思えるスタイルでハンドルを握りたい。泥臭い仕事の道具と、妥協のないローダウンが同居するこのハイエースには、働く大人が忘れてはいけない遊び心と、クルマへの果てしない愛情が満ち溢れている。

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