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【知ってまっか?】車検をパスするオーバーフェンダーとは

出幅が片側10mm未満ならOK
確実な固定を施すのが基本!

ガツンとワイドに張り出したオーバーフェンダー。ワークスマシンを彷彿とさせるレーシーな佇まいは、ここ数年ブレイク中の人気メニューだ。
そこで気になるのが、車検の問題。ボディがワイドになることは、車検証記載の全幅が変わるため、”構造変更”というのを申請しなければいけない。
では、この申請が必要となる場合はどんなケースなのか。
ボディカスタムにも精通する愛知県刈谷市のプロショップ「スリーピース」に聞いた。

片側の出幅が10mm超では構造変更が必要

まず、構造変更が必要かどうかは、ワイド化した「幅」次第というのが基本。
その出幅の基準が、片側10mm未満だ。一般的には片側10mm未満であれば規格枠からはみ出さないため、構造変更は不要と判断されることが多い。
すなわち、構造変更なしで車検を考えるならば、全幅20mmワイド未満に抑えておくことが賢明だ。ちなみにワークス系フェンダーは、ビス留めやリベット留めが多い。
このビスやリベットをボディに打つ込むことに関しては問題なし。
しっかりとフェンダーが固定されているのか、がポイントだ。

車検の残存期間を考えて施工するのが大切!

ちなみに構造変更は車検のタイミングではなく、ワイド化したときに行なうこと。
ただ、車検を取り直しすることとなるため、車検が長く残っている場合は勿体ない。
よって、車検切れする前に構造変更を行なうほうが残った車検期間を切り捨てずに済むので、いいかもしれない。なお、気になる費用は通常の車検費用に加えて1500円前後ほど。
いま、エアロメーカーにも多く設定されているオーバーフェンダーは、思ったよりも身近なカスタムなのだ。
ところで最近の軽自動車の場合、”軽”の規格枠いっぱいの車幅となるため、わずか10mmワイドでも黄色ナンバーから白ナンバー(5ナンバー)への変更が必要となるケースがあるので注意。

 

取材協力:スリーピース刈谷本店 TEL0566-62-5151 http://www.three-piece.co.jp/

(レポート:酒井賢次)

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