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「ハンドリングバイロータス」に乗り続けて28年! 初代「ピアッツァ」を維持してきた秘訣とは?

1988年式ピアッツァ・ネロXEハンドリングバイロータスと宮本大輔さん

他車種パーツ流用の工夫が満載の初代ピアッツァ

 いすゞ「ピアッツァ」の第1世代モデル(JR120/130)のオーナーを対象に開催されている「PIAZZA meeting」。2022年10月16日に朝霧高原もちやの駐車場で開催された26回目のミーティングから、気になるピアッツァとオーナーをご紹介しよう。

長いピアッツァ歴のなかで乗り換えを考えたことも

 1994年、20歳そこそこのときに1988年式ピアッツァ・ネロXEハンドリングバイロータスを購入し、現在まで乗り続けているという宮本大輔さん。購入当時、相場だった100万円のクルマを見に行ったが、それが売約済みで隣にあったこのクルマを60万円で購入。が、AT車だったため、MTに載せ替え(構造変更済)を行ったという。ちなみにハンドリングバイロータスを購入したのは、ノーマルの3リンクに対し5リンクのリヤサスなどの足まわりに魅力を感じたからだという。

 自分でメンテナンス&モディファイを行うオーナーの集まりとなるオーナーズクラブ「SOP TECHNICAL CLUSTER」(以下SOP)のメンバーということで、基本的には自分で手を入れながら30年近く所有してきたなかで、じつは乗り換えを考えたときもあったのだという。

「5年くらい前にさすがに色々あって、放置していた時期もあったんです。そのとき、“このエンジン使え”って言ってくれる人がいて」

 その人というのが、SOP代表の川端さん。そしてこのエンジンとは、東名パワードZ32用ピストンなどで2239ccにボアアップされたもの。エンジンを載せ替えた後の宮本さんは、また別のオーナーさんから譲り受けたHKS GT2530タービンを装着、モーテックM4によるエンジン制御を行うなど、現在まで試行錯誤を繰り返しながら、しっかり楽しさを取り戻しているという。

クラブや仲間がいるから今でも楽しめる

 エンジン関連以外でもビルシュタイン&トキコショック、SOPオリジナルマフラーやカーボンボンネットなど数々のモディファイを行っている宮本さんだが、走りのためのパーツ以外にもさまざまなアイデアをこのピアッツァに盛り込んでいる。

 前記の通りボンネットがカーボンに変更されているが、元のダンパーでは強力すぎてボンネットを開ける際に勢いがつきすぎてしまうため、EGシビックのハッチゲート用ダンパーに置換。また、ドアミラーを格納式にするためにレガシィ用ドアミラーを加工して装着、ご自身で旧く見えるという4灯ヘッドライトにはボルボ850用の社外品にオデッセイ用のプロジェクターをビルトインするなど、盛りだくさんな内容だ。

「今は、トラブルフリーで走れることを目指していますが、旧いクルマ扱いをしたくなくて、今のクルマにも負けていない、ってところをやりたいんですよ。エンジンも完調ではないですが、かなり速くなってきています。それもこれも、クラブなど仲間がいるから楽しく乗り続けられ、維持していられるんですけどね」

■SOP TECHNICAL CLUSTER
http://sop.car.coocan.jp/

■初代(JR型)ピアッツァのFacebookグループ
https://www.facebook.com/groups/1651025015143226

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