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フィアット新型EV「500e」オーナーに聞くリアルな感想とは?「チャデモ用アダプターがまだですが、楽しんでます」

フロントにはフィアットのエンブレムではなく500の文字が

ついに登場したイタリアのコンパクトEV、フィアット「500e」

 2022年11月3日に開催された「さいたまイタフラミーティング2022 in吉見町」はその名のとおり、イタリア車&フランス車とそのオーナーのためのイベント。埼玉県・吉見総合運動公園を会場に約500台ものイタフラ車が集合して、オーナー車両の展示のほか、メーカーやショップなどのブース展示やフリーマーケットなども行われていた。今回は、2022年導入されたばかりの新型EV、フィアット「500e」で参加したオーナーに話をうかがった。

2週間前に納車されたばかりの「500e」でイベント参加

 2022年に日本国内に導入されたばかりのEV、フィアット「500e(チンクエチェントイー)」。往年のイタリアンコンパクト、2代目「ヌォーヴァ500」をイメージさせるボディに、118psを発揮するモーターをフロントに搭載。EVモードセレクターにより、ガソリンエンジンのような走行を想定したノーマルモード、ワンペダルでの走行が可能となるレンジモード、エコドライブに特化したシェルパモードの3モードが設定可能だ。その他にも、運転支援機能など充実した最新装備を搭載。車両価格自体は発表されているが一般には車両販売はなく、カーリース方式のみでの提供となっている。

 日本国内に導入されて間もない500eが、イベントの2週間前に手元にやってきたという荒井裕一さん。それ以前も「500」や「500X」などのフィアット車を乗り継いできたというフィアット・ファンの荒井さんが500eを選んだ理由を聞いてみた。

「まずはチンクエチェントだからですね。他メーカーのEVには興味はなかったです。そのなかでEVを選んのだのは、電気に乗るなら今のうちかなと、普及する前に楽しんでおこうと思って」

EVになっても乗り味は500そのもの

 ところで長年フィアット車を乗り継いできたオーナーの荒井さんにとって、500eとはどんなクルマなのだろうか?

「ステアリングや運転している感じ、跳ねる感じとかはチンクエチェントそのままなんですよね。もちろんモーターなので踏んだ時の感じはリニア&フラットトルクという違いはあるんですが」

 さらに荒井さんが選んだのはオープンなのだが、屋根を開けて走った際に吸気やエンジンの音がしない、風切り音とロードノイズしか聞こえない感じは新鮮だったそうだ。

充電こみの移動計画を楽しむようになった

 駆動用バッテリーのみのEV(BEV)というと気になるのが航続距離。新井さんの手元に500eが届いてまだ2週間なのでフルに走ったことはないそうだが、メーター読みで300kmくらいではないかとのこと。ちなみに納期の遅れにより、急速充電に対応するCHAdeMO充電アダプターがまだ手元にはないため、現在は通常充電のみで充電を行っているそうだ。

 この通常充電では残り半分程度の充電で14時間くらいかかり、多少の不便さはあるもののの、「充電設備を探したり、どういったところを通ろうかなっていう、移動計画を楽しんでいる感じ」なのだとか。

 歴代の所有フィアットにはカスタムを施していたという荒井さん。500eも購入2日にして「隙間があると気になる」とダウンサスに変更しているが、今後についてはリースという形態でいずれ返却することになるため、「ホイールなど程々に」とのことだ。

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