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片側95ミリのオバフェン! リンカーン「ナビゲーター」からド迫力レーサー仕様「アバルト595」に乗り換えたオーナーの分岐点とは?

ボルドワールドのエアサスを入れていてローフォルムも狙える

アフターパーツが充実してカスタムの幅が豊富なアバルト595

 年々、気軽にイジれる輸入車が少なくなってきている中で、アフターマーケットパーツがたくさんあり、思い思いのモディファイを楽しむことができる「アバルト595」は貴重な存在だ。このスポーティなイタリアン・コンパクトカーを題材として、全国各地のオーナーがさまざまな方向性で愛機をイジり、個性的なカーライフを満喫している。今回紹介するスーさんもそのひとりで、驚愕のワイドボディキットが装着されたマシンを駆り、シチュエーションを問うことなく精悍な走りを披露している。

迫力満点のボディキット装着&大幅パワーアップ

「以前はリンカーン・ナビゲーターに乗っていたのですが、2018年にアバルト595コンペティツィオーネを買いました。購入してから2年半ぐらい経った頃、つまり1回目の車検の前にモディファイしようと思い立ち、あと半年で車検ということもあって公認を取ってしっかりやりました。この状態で戻ってきましたよ」

 そう話してくれたスーさんの愛機はアバルト&フィアットに特化したアフターパーツメーカーであるParadisoのコンプリートカーで、片側95mmもの出幅となるオーバーフェンダーはFRP製だ(Paradisoのワイドボディキットにはカーボン製もラインアップする)。

 まず自分が理想とするオーバーフェンダーを用意してもらい、それにホイールを合わせたらしいが、その極太ホイールは17インチの10.5Jサイズで、BCレーシング製のセンターロック仕様となっている。オーバーフェンダーやホイールと同じように存在感がハンパないリヤウイングは、スーパーアグレッシブVFGTウイングだ。

 そして、アバルト&フィアットのチューニングでお馴染みとなっているG-TECHの「EVO240」キットを装着してエンジンが大幅にパワーアップしており、迫力あるエクステリアに相応しい熱い走りを楽しむことが可能なのであった。

走りだけでなくオーディオもチューンアップ

 2022年10月23日に、長野県の女神湖の近くにある蓼科野外音楽ホールにて開催された「FIAT&ABARTHでビーナスラインを走ろうの会 秋の陣 2022」へ取材に向かう道中で、ラッキーなことに会場へのワインディングロードでスーさんの「アバルト595コンペティツィオーネ Paradiso G-TECH EVO240」と一緒に走ることができ、そのアグレッシブな走りに感動してしまったことを記しておく。

 ボルドワールドのエアサスでローフォルムを狙える点も特徴で、コンプレッサーのみで駆動するタンクレス仕様の第1号車なのだという。CAEウルトラシフターなどを装備しているインテリアでは、オーディオもポイントとなっており、ディナウディオの3WAYコンポーネントシステムやJBLの15インチ・サブウーファーユニットなどがインストールされている。

 オーナーそれぞれが好みにイジっているアバルト595とはいえ、内外装がココまで大胆かつ美しくモディファイされている事例は少ないので、どこかのイベント会場で遭遇したら、ぜひディテールをチェックしてみるといいだろう。

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