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「リバティーウォーク」仕様のトヨタ「スープラ」で参加! ポルシェやマクラーレンを乗り継いでどうしていま国産に?

リバティーウォークのフルキット仕様の現行型トヨタ・スープラRZ

ポルシェやマクラーレンなど乗り継いできて国産の「スープラ」を指名買い

 2022年11月20日に富士スピードウェイで開催された「スープラ全国ミーティング2022」。歴代トヨタ「スープラ」のみのイベントとして、全国からさまざまなスープラとオーナーが参加した。形式ごとに整然とスープラが並べられた会場にはチューニングメーカーやショップのブースが出展されたほか、ヘリテージパーツのトークイベントや盗難防止セミナーなども行われた。そんな会場から、熱いスープラ愛を感じさせてくれるオーナーと愛車を紹介しよう。

80台もの80スープラを見た末、現行型に方向転換

 強烈なオーラを放ち会場で存在感を示していたのが、フルカスタマイズされた現行型、通称「90スープラ」だ。オリジナルのボディラインはルーフとピラーのみ、というくらいカスタマイズされていたこの90スープラRZに乗って富士スピードウェイに駆けつけたオーナーはハッシーさん。

 ハッシーさんが、この90スープラを購入したのは2年程前のこと。じつは当初探していたのは80スープラのRZだったそうだ。全国で80台もの80を見て回り、これはと思ったものに試乗してみるとRZ本来のパワーが発揮できていない個体だったとか。ちなみにその個体は約900万円。知人に相談したところ、「それだけ出すなら90を購入した方がいい」とアドバイスされて90に方向転換したのだった。

 そして、たまたまあるお店のチラシを発見し、ひと目惚れしたのがこのクルマだったという。

リバティーウォークのフルキット仕様にひと目惚れ

 あるお店というのは、愛知県にショップを構え今や世界中のカスタムシーンで注目を集めているリバティーウォークだ。ハッシーさんが購入したのは、デモ用に数台製作されたのであろう90用のフルキットを装備した1台。フロント&リアディフューザー、リアウイング、ワイドボディフェンダーキット、サイドスカート、ボンネットなどがセットされ、当初はレースカーのようなデカールが貼られていたそうだが、ハッシーさんはそのデカールを剥がし、現在の姿にして乗り始めたそうだ。

「これまでポルシェとかマクラーレンとかスーパーカーに乗ってきたのですが、国産の派手なヤツに一回乗ってみようかな、って思って。乗っていると、目立っているような気はしますね。タイヤが太いので、ノーマルの90よりは走ってる感はあります。というのもノーマルのRZは速いのですが、道にレールがついてるみたいな感じで誰でも安全に走れる。でもこれは、タイヤが太くてエアサスだから轍(わだち)を拾ったりして運転している感がある。だから逆に乗ってて楽しいんですよ」

子どもたちにクルマの面白さを伝えていきたい

 イベントの時点ではエアサスの不調で、車高が一番高い状態だったそうだが、ふだん駐車するときなどは車体がほとんど地面に接するほどのベタベタ状態だという。そんな姿で停めていると、子どもたちが寄ってくることも少なくないんだとか。

「僕もスーパーカー世代だし、そういう子を乗せてあげているんですよ。乗っていいよって。夢がありますよね、こういうクルマって。クルマの面白さも子どもたちに伝えていきたいですし。今後は、日本車ってことを活かした演出ができればいいなって思っています。歌舞伎や桜吹雪みたいなデカール貼ったり、なにか日本的で美しい系に仕上げられればと思案しています」

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