サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

160馬力!!「AE86」チューニングを極めた1台が「大阪オートメッセ」に登場! AE92後期型エンジンをチューニングした「トレノ」のオーナーとは?

奇しくも(?)水素ハチロクと同じ後期3ドアトレノ

ホイールは往年のスーパーRAPの復刻版

トヨタAE86型「カローラレビン/スプリンタートレノ」はドライバーを育てるクルマとしても知られているが、レーシングドライバーの佐々木雅弘選手もそんなAE86に育てられたドライバーのひとりだ。その佐々木選手が再び手に入れてチューニングした理想の1台を紹介しよう。

エンジンはAE92後期型の4A-Gをベースにチューニング

実家が自動車屋であったことや、父親がモータースポーツをやっていたということもあって、幼少のころからクルマに親しんでいた佐々木選手。自身が免許を取得するころには、AE86は安価に購入することができるスポーツ走行を楽しむベース車として知られており、佐々木選手もAE86を購入してワインディングで腕を磨いていたとのこと。

その後もAE86の購入、売却を繰り返しながら腕を磨き、プロドライバーとなった佐々木選手だが、腕を磨く相棒としてのAE86への思いは捨てきれず、再度購入することを決意したのがこの車両ということになる。

いまだに新たなパーツがリリースされるほどのAE86だけに、高いクオリティを持った部品やパーツを厳選して現代風に仕上げられていた。エンジンはAE92後期型の4A-Gをベースに、戸田のハイコンプピストンやハイカムをインストール。排気系はFUJITSUBO製のマフラーとエキゾーストマニホールドを採用して、160psを発生させている。

駆動系にはATSのデフと小倉クラッチ製のクラッチキットを装着し、足まわりはKMSオリジナルのショックとHALスプリングの組み合わせで高い走行性能を実現した。

またブレーキには老舗のエンドレス製をチョイスし、ホイールは往年のスーパーRAPの復刻版をセレクト。サイズは15インチの8.5Jに195/50R15のポテンザRE71RSとなっており、ブラッシュアップされた足まわりに合わせて高いグリップを誇るタイヤがおごられている。

インテリアはフルBRIDE仕様

インテリアはフロントシートだけでなく、リアシートやドアトリムまでフルBRIDE仕様となっており、佐々木選手のこだわりが感じられる仕上がりとなっていた。

今ではかなり高額な価格で取引される車種となってしまったAE86だが、若いころにお世話になった元オーナーが大人になってもう一度乗るとなったとき、参考にしたくなる仕様といえる。一般のユーザーも気になる1台となっていた。

モバイルバージョンを終了