ホイールひとつでワイルドにもアーバンにも雰囲気を変えることができる
大阪オートメッセ（OAM）2023では、“ソト遊びとオフロード系カスタム”をテーマにしたカーマガジン「ヨンクスタイル」の世界観を体現した「ヨンクスタイルゾーン」が注目を集めていた。
こちらでは4WD車を楽しむためのカスタマイズパーツはもちろんのこと、アウトドアレジャーにピッタリのギアやアイテムなどを取り扱うブースも多数出展しており、多くの人が足を止めていた。今回はそんなヨンクスタイルゾーンに出展されていたデモカーを一気にチェックしよう。
エムエルジェイ
自社でオリジナルホイールを企画・製造するだけでなく、世界中から選りすぐった海外ブランドのホイールの取り扱いも手掛けているエムエルジェイ。今回のブースにはオートフラッグスが手掛けたトヨタ「ランドクルーザー300」と三菱「デリカD:5」を展示していた。
ランドクルーザー300にはマットブラックカラーがシブい印象のBLACK RHINO WANAKAの20インチモデルを装着し、2インチリフトアップされた車高と合わせてタフなイメージを強調。
一方のデリカD:5には同じくBLACK RHINOのFUJIを装着。こちらは右側にはグロスホワイト、左側にはオリーブドラブグリーンと異なるカラーのものを装着しており、カラーの違いによる見え方の差を実際に確認することができた。
そのほか、現地ではSUVにマッチするエムエルジェイが取り扱うホイールの実物も多く展示されており、足元をどれにしようか悩むユーザーが多く足を運んでいた。
デルタフォース
力強くコンケーブしたフェイスデザインと、どんな車両にもマッチするディスク形状、そして車種専用に考え抜かれたホイールサイズなどで急激にファンを増やしているデルタフォースのオーバルシリーズ。
今回のOAM2023では、新たに追加された20インチモデルを装着したランドクルーザー300、メルセデスベンツ「Gクラス」、ランドローバー「ディフェンダー」の3台を展示していた。
もちろん3車種ともにP.C.D.などが異なっているため、すべて専用サイズとなっており、Gクラスやディフェンダーについては純正のセンターオーナメントに対応している点も嬉しいところだろう。また、製法も鋳造と鍛造のメリットを併せ持つフローフォーミング製法を採用しており、軽量高剛性かつ高いデザイン性を兼ね備えたものとなっている点も注目だ。
そのほか汚れた状態でも気兼ねなく乗車できるシートエプロンや、オフロードタイヤに挟まった小石を取り除くときに重宝するストーンピックなどの小物も展示されていた。
FT PORTER
徳島県を本拠にオーバーランドスタイルのキャンピングカーを提案しているFT PORTER。今回はトヨタ ハイラックスをベースとしたキャンピングカーを展示していたのだが、圧巻なのはその姿だろう。
荷台部分に留まらず、キャビンの上にまで伸びた部分は手動で簡単に上げることができるポップアップルーフとなっており、就寝時にはここのスペースでゆったり眠りにつくことができる。走行時には簡単に折りたたむことができるので、普段はキャリアを装着したハイラックスと同じ感覚で、ハイルーフ車に対応した立体駐車場なども気兼ねなく入庫することができるというワケなのだ。
また車内にはキャンピング装置としてシンク設備も備わっており、しっかりキャンピングカーとしての要件を満たしているので、8ナンバー登録も簡単。通常、1ナンバーのハイラックスは毎年車検であったり、高速道路代が中型車区分になり、休日割引も使えなくなったりというデメリットがあるが、8ナンバー登録にすることでそれも回避することができる。
そしてなにより、しっかり法令遵守で製作しているため、徳島トヨタやネッツトヨタびわこといったトヨタディーラーでの取り扱いがあるのも信頼の証と言えるだろう。価格は176万円～（車両・取り付け費などは別途）となるが、クオリティを考えれば決して高い買い物ではないだろう。
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クロスオーバーSUVはホイールひとつでワイルドにもアーバンにも雰囲気を変えることができるため、足元のチョイスは悩ましいところ。今回紹介したアイテムなども参考にベストな1本を見つけてほしい。
また最近流行りのオーバーランドスタイルも気になる人も多いと思うが、こちらも写真を参考に思いを馳せてみてはいかがだろうか。