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トヨタ「ハイエース」を丸目2灯のアメ車ルックに!「ダッジA100」顔が超可愛いと話題に

ハイエースの顔

丸形のヘッドライトがかわいい

アメリカンな丸目姿はインパクト大!

2023年2月にインテックス大阪にて開催されていた「大阪オートメッセ(OAM)2023」。個性的なトヨタ 「ハイエース」のカスタマイズカーも多数展示されていたなかで女性人気も高かった、超個性派仕様に仕立てたTスタイルのデモカーをご紹介しましょう。

ハイエースをベースにアメリカンな雰囲気をプラス

大阪オートメッセ2023の4号館、入って左側すぐの場所にあった丸目2灯のワンボックス。目にも鮮やかな赤色のクルマを見た女性陣たちは一様に「な〜に、このクルマ? カワイイ〜!」とキュンな視線を送っていました。

このクルマのベースは、日本が世界に誇る商用バンであるトヨタ「ハイエース」。特徴的なその顔は、アメリカの自動車メーカー「クライスラー」のコンパクトバン、「ダッジA100」のフェイスを再現したもの。一度見たら忘れられないほどのおとぼけ顔がじつにチャーミングで、ボンネットカバー、フェイスバンパー、左右のライトリングなどで構成したフロントフェイスキットによって、そのイメージを再現してあるのです。

後ろ姿はというと、リアゲートカバーを装着することで窓がふたつの観音開き風のルックスに変身しています。さらに秀逸だと感心したのが、リアのクオーターパネルに再現されたポト窓キット。1970年代にバブルウインドウという名でこの手の窓を取り付けるカスタムバンが流行ったことがありますが、そのときはペンタゴン(五角形)や、オクタゴン(八角形)、ティアドロップ型など、本当に色々ありました。このデモカーは、定番の丸窓をセットしています。

このポト窓キット、パネルで後部をカバーし、純正の窓が見えるよう丸くくり抜いたか、純正窓ガラスの上に何かを貼り付けたようにも見えます。ですが、こちらは純正の窓と交換するキットで、しかも窓はアクリル製。ハメ込まれた姿はものすごく自然で、後付け感は一切なしの素晴らしい仕上がりです。

可愛らしいイメージにも貢献している低い車高は、「トリニティ」のハイドロシステムによるもの。停車中はベタベタなローダウンスタイル、走るときにはスッと車高を上げられるため、カスタム派にとって、とてもありがたい足まわりです。

足元をキラリと輝かせているホイールも、古いアメ車の流用なのかと思いきや、TスタイルのT4GD-3という鍛造2ピースの17インチを装着していました。

車内も赤で超個性的な雰囲気に

さて、車内を覗くと前後のシートなどが真っ赤です。これはKrhyme(クライム)という内装コンプリート仕様とのこと。ボルドーカラーのアンティーク系レザーシートカバー(全6色を用意)をはじめ、リアルウッドで仕上げられた家具やセンターコンソール、アシストグリップ、リアの窓には有孔ボードもハメ込まれていました。運転席と助手席の左右ドアには、トリニティのバッフルボード、さらにはAピラーにツイーターも。

これだけの仕上げですから、完全にヘビーカスタムユーザーのためのものでは? という疑問をTスタイルの長谷川代表に投げかけてみました。

「古いアメ車のような印象を持たれるかもしれませんが、このクルマのボディカラーは、マツダ純正のソウルレッドですし、顔面のパーツもキットで変えられるものばかり。室内のパーツも基本はポン付けのアイテムです。ワンオフで作ったモノは、リアバンパーとマフラーぐらいでしょうか。ですので、皆さんが思っているよりも結構簡単に再現できると思いますよ」とのこと。

* * *

古いアメ車に憧れている人は多いと思いますが、いざ買うとなると日々のメンテナンスや修理のことを考えるとかなり大変で、二の足を踏んでしまうことでしょう。ですが、このTスタイルのハイエースなら長距離走行も問題なし。日々の日常の足としても、なんの不自由もなさそうです。

当時は乗れなかった、憧れのアメリカン旧車を今の時代に安心してドライブしたい、そんな憧れを叶えてくれる1台。超オススメです!

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