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ホンダ「オデッセイ」感ゼロ!「コルベット」のグリルをセットしてアメリカンテイスト満載の仕上がりに注目です

1962年式コルベットC1用のグリルをセット、丸目ヘッドライトは完全にワンオフで、このバンパーとライトに合わせてボンネットも現車合わせて製作

アメリカのカスタム文化をオデッセイで融合

南カルフォルニアのメキシコ系アメリカ人ことチカーノが発祥とされるローライダー文化。そして、高いペイントクオリティで複雑なグラフィックで魅せるトラッキング、その両方の良いとこ取りの仕上げを施しているのが“TAKASHI KOSHIO”さんの愛車だ。

ペイントで魅せるカスタム

カスタム度MAXの仕上げ方によって、まったくベース車がナニかわからなくなっているが、実は我々がよく知るホンダRA1「オデッセイ」というから驚きだ。このカスタムペイントは、一部ではニュースタイルローとも呼ばれ、その特徴は、ボディリメイクも含め、様々な塗料と技法を用いて鮮やかで派手なカスタムペイントを施す点にある。

ローライダー系ペイントの基本は、キャンディやフレークなどの塗料を使ってパターンやリボン、ウォータースポットやラップペイント等を使って巧みにアレンジを加えて魅せるのが王道だ。このオデッセイもボンネット、サイドに大胆なフレアを描き、複雑な3Dパターンを組み合わせることで、ペイントによるアートとしてニュースタイルローを表現。

ボディリメイクについてはフロントバンパーが1953年式のシボレー「ベルエア」の一部流用加工で取り付け、グリルは1962年式「コルベットC1」用をセットしている。丸目ヘッドライトは完全にワンオフで、このバンパーとライトに合わせてボンネットも現車に合わせて製作した。

ローライダーのお手本のようなカスタムポイントとは

リアについては完全にリアタイヤを覆う形で専用カバーを製作。これはよりグラフィックのアピール度を高めるためにも効果的だが、一番はオールドスタイルのアメ車感をより際立たせる目的で製作されている。

内装については、外装と同じくホワイトとゴールドでコーディネイト。ダッシュボードはツルピカ仕上げで、メーターパネルにはメッキ製のバーをセットしているのが面白い。

シートは運転席、助手席、セカンドシート共に専用のベンチシートを製作してマウント。一番後方にはロックフォードの巨大なスピーカーを12個もセットしている。

また、ローライダーと言えば、足回りはハイドロのイメージが強いが、このオデッセイの場合は、フロントがHKS製ハイパーマックスSスタイル改、リアはタナベの車高調キットを装着。タイヤはブリヂストン製で、よりクラシックアメリカンな雰囲気を出すために、ホワイトウォールペイント仕上げを際する。

また、タイヤと組み合わせたホイールは、アメリカン物と思いきや、意外にも純正加工鉄チン+メッキ製ホイールキャップの組み合わせ。オーナーのリメイクも加え、60年代のアメ車のような見た目になるように工夫されている。

あらゆる魅せるテクニックを駆使して仕上げられたRA1オデッセイ。ローライダー仕様のお手本としては打ってつけの1台と言っていいだろう。内外装を含めて、ローテイスト注入しまくりの表現力、引き出しの多さが見事に融合している点が、カスタムカーとしての魅力を際立たせていた。

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