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トヨタ「86」所有歴2年「スポコン+スタンス系」カスタムのお手本は映画『ワイルド・スピード』でした

「スポコン+スタンス系カスタム」というテーマでカスタムされたので、「シャコタンツライチ」仕様となっている

豊富な「86」アフターパーツ業界

久しぶりのFRスポーツ誕生に沸いた2012年の発売以来、アフターパーツ市場も大いに盛り上り、様々なスタイルでトヨタ「86」というクルマを楽しめる世界が広がった。現在所有歴2年目の“ジョージ”さんは、映画や雑誌を見てスポコン系やスタンス系の独特の世界観に触れて86にハマってしまった人物だ。カスタムのカッコ良さを知っていくうちに、彼の愛車カスタムは急加速していった。

スポコン+スタンス系でカスタムする

大人気のスポーツカー「トヨタ86」は、チューニング&ドレスアップベース車としてパーツが豊富な点が魅力的だ。さまざまな仕様やスタイルを楽しめる市場が誕生している一方で、逆に豊富すぎるパーツによって、作り出せる仕様の幅が広がり、とても悩むという意見があったりする。

今回紹介するジョージさんは、自分の思い描くカスタムに沿って、ブレないパーツを装着するため「スポコン+スタンス系カスタム」というテーマを打ち出した。

ある意味で世代跨ぎのスタイルと言えるが、この両方に共通するのは『ワイルド・スピード』の世界観である。2001年に公開されたこの映画をきっかけに、日本ではシャコタン化させた改造車にネオン管を装着させたマシンが大流行。

その後『ワイルド・スピード』は、走り屋系チューニングカー、スーパーカーを交えたストーリーが展開され、その圧巻のド迫力シーンに画面にくぎ付けにされた人も多いことだろう。

ジョージさんは、まさに1作目から9作目までワイルド・スピードシリーズ全作品から刺激を受けたひとり。リアルモデルとして再現すべく、自身のトヨタ86に施したカスタムははわかりやすく「オーバーフェンダー装着による主張」だった。

また、こだわりのローダウン+スポコンイメージのアンダーネオンの組み合わせもポイントだ。

スポコンを現代風にアレンジ

装着させた外装パーツは、トヨタ86を戦闘マシンへと変化させるラリーバッカー製オーバーフェンダーを軸に、あえてフロントバンパーとリアバンパーは純正状態のまま。

追加パーツは、このオーバーフェンダーとロケットバニーのリアウイングによって映画の世界で活躍するマシンをイメージさせている。また、スポコンという意味では、当時流行っていたネオン管は、走行中にすぐに飛び石などで割れてしまって扱いにくいため、LEDを使ってナイトラン時のアピール力を高めている。

エンジンについては大幅に手を加えることなく吸排気系を中心にライトチューンを施している。その中でもオーナーのお気に入りは、東名パワード製のEXマニホールドと大口径シングル130φテールのZSSマフラーということだった。

またスタンス系を主張する意味では、車高の低さも特徴だ。地上スレスレの車高はエアフォースのエアサスで達成。さらに「シャコタンツライチ」を追求するために、タイヤ&ホイールはF:10.5×18、R:13J×18のワークVS-XVホイールを履かせ、タイヤはF235/40、R285/35を組み合わせている。

ボディカラーは渋いガンメタリックを選択。落ち着いたカラーリングにオールペンを施しているが、インテリアは正反対に真っ白のダッシュボードパネルにピンクとホワイトのシートカバーの組み合わせだ。美しい飴色キャンディカラーステアリングにも注目だ。

完成形かと思えるジョージさんのトヨタ86だが、実はカスタム現在進行形とのこと。今後のカスタム予定を聞いてみると「両サイドにワイルドスピードバイナルを入れて、ホイールの変更も考えている」ということだった。

きっと2023年5月19日に公開される『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』を観て、ジョージさんのさらなるカスタムカー製作熱がこれまで以上に高まるに違いない。

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