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当選確率9倍! いまや狭き門となった「スターキャンプ」に参加、三菱自動車の「今」を体験してきました

ついに傾斜45度! 目の前は空しか見えない

人や環境へ配慮したクルマ作り

富士山の麓にある朝霧高原で2023年9月9日(土)~10日(日)に行われた「スターキャンプ」へ、クルマ業界未経験の新人編集部員が参加してきました。三菱自動車が1981年から主催していて毎回人気のこのオートキャンプイベントは、今年はなんと約2700人の応募があり、倍率9倍という狭き門を突破した300組が当選したとのこと。今までキャンプに接点のなかった私は「どうしてそんなに人気なの……?」と正直疑問を抱いていたのですが、林道を走ったり、傾斜45度の登坂を体験したり、高原の空気に癒やされたりと大満足の1日を過ごしたのでした。三菱自動車が自然と向き合い、人や環境へ配慮したクルマ作りをしていることを身をもって体感。その様子をレポートします。

走破性と安全性能を体験

まず驚いたのは、小さな子どもから大人まで楽しめるプログラムが充実していること。「デリカD:5」で本格的なオフロードを駆け抜ける試乗会や「アウトランダーPHEV」の電動車試乗会からはじまり、カヌー体験やスポーツクライミング、アウトドアクッキングワークショップ、丸太切り、さらにはハローキティとサンリオの仲間のスペシャルステージまで! ドッグランが設備されているのも犬連れには嬉しいポイントです。

盛りだくさんなプログラムですが、なかでも参加したいのが4WD登坂キット同乗体験。三菱のイベントでは定番となっている、最大傾斜45度、勾配100%の急坂登坂走行や階段路面など、悪路を想定したさまざままコースを同乗して走破性と安全性能を体験できるというものです。

運転してくれるのはプロドライバーに加えて、三菱自動車の研究所で日々研究に取り組まれている方もいます。こうしてリアルな場で参加者とコミュニケーションをとり、情報を共有することであらたな研究や開発へつながるのだとか。私も「デリカD:5」に同乗して、安全性の高い走行性、安全性能を実感してきました。

まず20度の斜面を横切るキャンバー走行では、タイヤが浮く状態でもスリップを抑えるトラクションコントロール機能で自動的にコントロールしてくれます。ボディはほ乳類の肋骨のような環状骨格構造を採用。これにより、車体がねじれず安心感のある操縦安定性を実現するとともに、衝突時の安全性も高められているのだとか。

他にもゴツゴツした岩場を想定した階段昇降セクションなどひと通り体験して、いよいよ最大傾斜45度の急坂登坂へ! ドライバーと「雨が降っているから少し滑るかもしれませんね〜」なんて話をしながらぐんぐん登っていきます。45度の頂上までたどり着くと目の前は空(笑)。2000回転で最大トルク380Nmを発揮する「デリカD:5」だからこそ実現する、三菱自動車の実力を心から感じました。滑るのではと心配していましたが、そんなことはありませんでした。

車中泊もできるデリカミニ

2023年5月に発売してから話題沸騰中の軽自動車「デリカミニ」で参加している人も数多く発見! 会場には東京オートサロンで2023で一躍注目を浴びた、アウトドアブランド「コールマン」とコラボしたカスタム車も展示されていました。コールマンといえばお馴染みのランタンマークのデザインを施したこのクルマは、人気の高さから商用化されたばかりなのです。こちらについては後日くわしくお伝えします。軽自動車なのに前席と後席を倒してフルフラットにすれば、車中泊もできるなんてアウトドア好きにはもってこいですね。

同じく東京オートサロンで2023で発表されたカスタムモデル「SNOW SURVIVOR」も展示されていました。雪山をイメージしたこのモデルはハードな仕上がりです。

他にも世界ラリー選手権やダカールラリーという過酷な競技において、走りの技術を鍛え上げてきたワークスブランド「ラリーアート」のカスタム車など、さまざまな工夫をこらしたクルマがありました。

自然や環境を大事にする三菱自動車だからこそ、キャンプをとおしてクルマの魅力を伝える取り組みに大きく賛同した1日。なんだか世界が広がった気がします……! ちなみにこのキャンプイベントは、三菱自動車以外のクルマでも参加OKとのこと。朝霧高原以外にも全国で開催して、2023年はラストとなる10月21日(土)~22日(日)の「スターキャンプ2023 in Makino」まですでに申し込みが満杯となっています。来年も各地で開催されることと思いますので、気になっている方は抽選に応募してみてはいかがでしょうか。

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