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トヨタ「ハイラックス」ベースの冒険仕様キャンパーは「グッドデザイン賞」を受賞したスグレモノでした!

横浜キャンピングカーショーで発見したキャンピングカー

2023年10月21日〜22日に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された横浜キャンピングカーショーで発見した、気になるキャンピングカーをピックアップ。今回はトヨタ「ハイラックス」をベースとし、後部に専用デザインのキャビンを搭載したアドベンチャーキャンパーを紹介する。

グッドデザイン賞を受賞した流麗なボディデザイン

みなとみらい地区にあるパシフィコ横浜で2023年10月21日〜22日に開催された横浜キャンピングカーショーには数多くのキャンピングカーが集結した。そんな会場内で発見したのがハイラックスの後部にオリジナルキャビンを架装したDIRECT CARSのBR75というモデルだ。

DIRECT CARSは、キャンピングカーブランドの大手で、様々なジャンルのキャンピングカーを製造・販売している。今回紹介するBR75は、開発期間2年を経て2023年2月のジャパンキャンピングカーショーでデビューを果たし、見事2023グッドデザイン賞を受賞している。

後部に専用ボディを合体させたトラックベースのキャブコンキャンパー

アメリカではピックアップやSUVなど、特に4WD車をベースに後部に専用ボディを架装したエクスペディションビークルと呼ばれるジャンルが人気を博している。道無き道を行く冒険仕様というわけだ。このBR75も日本ではあまり例のないエクスペディションビークルと言える1台だ。

ジャンルとしてはピックアップのキャビンのみを使用して後部に専用ボディを架装した「キャブコン(キャブコンバージョン)」に該当する。

似たような車両に「トラックキャンパー」と呼ばれる荷台にシェルを搭載した車両があるが、このBR75は、キャビンと後部が一体化しており、後部座席から後ろの居住スペースに移動できるウォークスルー構造となっているのが大きな特徴だ。

車内では大人2人と子ども2人が快適に就寝可能

後部のキャビンは荷台よりも大きいため、ボディは全長575cm×全幅188cm×全高255cmというひと回り大きいサイズとなる。ノーマルのハイラックスの全長が534cmなので、約40cmオーバーハングが延長されていることになる。

後部スペースには後部左側のドアからアクセスする。中に入ると、中央にテーブル&ソファがあり、これを展開することでベッドになる仕組み。ポップアップルーフはこのテーブルの直上にあり、昼間は天井高を高くする役目を果たしている。さらにその奥、運転席の上のスペースにもバンクベッドがあり、この両方で大人2名と子ども2名の就寝が可能だ。

限られたスペースに必要な装備をすべて完備

アコーディオンカーテンを開いた車体後部はシャワールームにもなるスペースで、ここにシンクも設置。さらに後部ハッチを開くことで、このシャワールームのみ外からアクセスが可能である。そのため外でシャワーを使用したり、両方を閉めれば個室となるため、着替えなどに使用することも可能。使い方はユーザー次第というわけだ。

気になる価格は、GRスポーツをベースとした取材車両BR75-Gで1245万円(取材車両はオプション装着車)。他にZグレードをベースとしたBR75-Zは1098万円とのこと。こんなクルマなら、どこに冒険に出かけても快適に過ごせるはずだ。

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