サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

64年前の旧車にアーコール家具を積んでピクニック! 2台のミニをまとめてオースチン「A35 バン」を選んだ理由とは

秩父郡皆野町で開催されたピクニック

クラシックカーに乗っているオーナーが愛車とマッチしたお洒落な衣装に身を包み、ノスタルジックなアイテムを持ち寄ってクルマ談議を楽しむイベントが「MINANO SUNDAY PICNIC 2023」です。2023年11月4日に埼玉県秩父郡皆野町にある“ぼくらのミナノベース”を会場として開催されました。会場から、気になったクルマとオーナーを紹介します。

大好きなジェームス・ハントの愛車

第2回目の開催となった今回は、オルガンとチェロの演奏、ぼくらのミナノベース内にある地元食材を使ったカフェ“鹿のねどこ”の特製カレーなども堪能することができた。各オーナーがこの日のために趣向を凝らしてきたので、会場内のどこを切り取っても絵になったが、飛び切りいい感じの佇まいを提供してくれたのがTakeshi Andorさん(48歳)と愛娘の友香さん(9歳)の愛車、1960年式オースチン「A35 バン」(BMC-A-AV5)だ。

2006年5月に購入。買ったときの走行距離は約3万マイルで、現在のオドメーターの表示は約5.5万マイルまで伸びているのだという。

「夫婦でそれぞれ乗っていたクラシック ミニをまとめるかたちでミニのエステートモデルを探していたところ、個人売買サイトで偶然オースチンのA35 バンを発見したんです。結婚翌年にゴールデンウィーク休暇を利用して、秋田まで現車確認へ行き、その場で即決。自走で夜通し走り、埼玉まで帰ってきました。

当時、筑波で開催されていたサイドウェイトロフィーで観た実車や、グッドウッドでジャガーを追い回すA35の映像に触れたことも購入を決断したきっかけのひとつでした。あと、大好きなジェームス・ハントの愛車ということも大きいですね」

このクルマがきっかけでガレージ付きの自宅を建てた

展示系イベントへの参加は一段落しており、休日のホビーおよびレジャー用としてオースチン A35 バンを活用しているそうだ。

「クルマ仲間とのミーティング、ツーリング、そして、コマ図ラリーなどの走って楽しむイベントや、家族とのピクニックが主な用途になっています。今後は趣味の山登りと組み合わせ、テントを積んで登山のベースキャンプとして活用したいですね。

そういえば、このクルマがきっかけでガレージ付きの自宅を建てました。最初は夫婦だけで楽しんでいた車趣味生活も、いまでは2人の子どもも一緒に楽しめるようになりました。エステートモデルを選んだことは最良の選択だったと、購入してから17年経ったいまでも思っています」

秩父や皆野は家族とのレジャーや趣味の山登りで頻繁に訪れる勝手知ったる場所とのことで、MINANO SUNDAY PICNIC 2023についてもコメントしてくれた。

「アーコール家具や小道具は、普段から自宅やピクニックで使っているものです。子どもも楽しめるこのようなピクニックは、家族持ちのオーナーさんにもぜひ楽しんでほしいですね。“ぼくらのミナノベース”のような素晴らしい拠点ができたことを本当にうれしく思います。そして、やっとこのオースチン A35 バンの本領を発揮できるイベントに参加できて感無量です。

今回は中3の息子が受験生なので娘と2人での参加となりましたが、次回は家族全員で参加します!」

愛息が3年後に免許を取得したらクラシック ミニに乗りたいと今から言っているそうなので、そのうち2台体制の4人参加でMINANO SUNDAY PICNICを楽しむようになるのかもしれない。

モバイルバージョンを終了