マセラティとジョルジェッティが夢のコラボレーションを発表
マセラティは、2025年4月8日（火）～13日（日）にイタリア・ミラノで開催された「ミラノデザインウィーク2025」において、イタリアを代表する家具メーカー「Giorgetti（ジョルジェッティ）」とのコラボレーションを発表しました。同社がタッグを組んで登場した「グレカーレ・ジョルジェッティ・エディション」は、エレガンスと革新性が融合した1台です。イタリアンラグジュアリーの本質に迫る、特別なモデルを紹介します。
ワンオフモデルのグレカーレ・ジョルジェッティ・エディション
「マセラティでは、インテリアデザインの世界と常に深い関わりを持ってきました。当社のクルマもジョルジェッティの家具も、単なる機能を超えた価値を目指しています。感情を呼び起こし、長く心に残る体験を生み出すために作られているのです。“フォーリセリエ”とは、イタリア語で型破りを意味し、非凡な体験と傑作を生み出すことを目的としたカスタマイズプログラムの名称です。
私たちはジョルジェッティと協力し、唯一無二のグレカーレ・ジョルジェッティ・エディションを製作することで、彼らの個性と職人技を表現しました。これは私たちの絶え間ない挑戦と、ジョルジェッティの時代を超えた洗練さを反映した、革新性と優雅さの声明なのです」
と、マセラティのデザイン責任者のクラウス・ブッセ氏は語っている。
「グレカーレ・ジョルジェッティ・エディション」は、エレガンス、イタリアの伝統、細部へのこだわりを称えるモデルである。このモデルは、特注のグリーミング・ダスクのボディカラーに、グリルと調和するカラーインサートを施し、グロスブラックの21インチホイールにはグレーのクリアコート仕上げが施されている。またブレーキキャリパーとフォーリセリエのロゴは銅色で彩られている。
インテリアはジョルジェッティ製の上質な素材を採用
インテリアは、デニムカラーの専用レザーを採用。ほかにもジョルジェッティ・マセラティ・エディションのインテリアコレクションに使用されている、ジョルジェッティ製ウール4本糸織物（デニム、ホワイトメランジ、ブラック、カッパー）で仕上げたシートが用いられている。
また、アルカンターラのヘッドレストにあしらわれたトライデントは、グレーブルーの色合いを持つ木材で初めて製作されたものである。トンネル、ダッシュボード、ステアリングホイール、ドアパネルには、ステッチグラフィックが施されたデニムレザーを使用。さらに、ステンレススチールとウッドで構成されたサイドシルには、「Due icone, una visione（2つのアイコン、1つのビジョン）」および「Eleganza senza tempo（時代を超えたエレガンス）」の文字がレーザーで刻印されており、イタリアの卓越性を称えるこのコラボレーションに、ロマンチックな仕上げを添えている。
AMWノミカタ
今回のコラボレーションの特徴はマセラティとジョルジェッティがお互いに敬意を示し、互いにコラボ製品を製作し、ミラノデザインウィーク2025に出展しているということである。ジョルジェッティは反対に「ジョルジェッティ・マセラティ・エディション」としてマセラティにインスピレーションを与えてきた風と海に敬意を示したデザインの家具を製作している。モジュラーソファはボディラインから、コーヒーテーブルはエアインテークの形状をダイナミックで洗練されたデザインで再解釈しデザインされたという。
イタリアの高級家具は一般的にモダンからクラシックまで幅広いスタイルを網羅し、洗練された美学と芸術的な感性が際立つデザイン性、職人の手作業による高品質な仕上げ、そしてデザイン性と機能性が両立している点が世界的に評価されている。ジョルジェッティとのコラボレーションはさらにイタリア感を強調するものとなるが、マセラティがこのようなモダンラグジュアリーでエレガントなイタリアの世界観を表現できる唯一の自動車メーカーなのではないだろうか。