サーキット走行も楽しむオレ流カスタムのZN6
86/GR86/BRZが約60台集まったオフ会で輝きを放っていたのは、赤いボディにブラック系のエアロパーツを組み合わせたトヨタZN6型「86」でした。ツートンカラーだけでも目立ちますが、よく見ると装着しているエアロパーツは見たことないアイテムばかり。早速車両の詳細をお伝えします。
既製品+DIY加工&パーツ追加で個性を演出
3月20日に箱根ターンパイクの駐車場で開催されたオフ会に86、GR86、BRZが合わせて約60台集結。さまざまなスタイルの86/BRZが会場に並びました。
そのなかでも異彩を放っていたのが、この赤いZN6型「86」だ。フロントバンパーの造作やボンネットなど、リアのマフラーまわりなど、既製とは思えない見たこともないパーツのオンパレードなのだ。しかもあえて装着したパーツをブラックとすることで、ボディがレッドとブラックのツートンカラーになっているのが特徴だ。早速オーナーの“よこすさん”にお話を伺ってみた。
「フロントはTRDのエアロをベースにカスタムしたもので、ボンネットは社外のノーブランド品をベースにダクトをDIYで追加してます。リアはPROVAのディフューザーに会社の先輩がワンオフで製作してくれたマフラーの組み合わせです。センター1本出しは86GRMNみたいで、気に入ってます」
BRZの楽しさが忘れられず86でカムバックを果たす
ベースは2012年式で、今から4年前に友人から入手したそうで、“よこすさん”で3オーナー目となる。じつはこのクルマを入手する前にスバルBRZ→GRB型インプレッサWRXを乗り継いだ。しかし、かつて乗っていたBRZの面白さを忘れられず、再び86/BRZにカムバックを果たしたそうだ。外観は前述のカスタム外装のほか、SYMSのカーボンフロントフェンダーやSARDのスワンネックウイングを装着。
ちなみにフロントバンパーはTRDのエアロに日産R34型スカイラインGT-R用の社外アンダーパネルをドッキングし、パネル前端をターンバックルで吊っている。このようにブランドにこだわらず、自身の好みでパーツをチョイスして、唯一無二のスタイルを実現している。カスタム車両が数多く集まるこういった会場でもかなり目立っていた。
全長調整式サスでサーキット走行もカバー
“よこすさん”はサーキット走行も楽しんでいるそうで、足まわりはカヤバのリアルスポーツダンパーSPEC TRをチョイスし、リアのロアアームのみ調整式に変更している。SPEC TRは全長調整式で、車高とサスペンションを個別に設定が可能。このクルマの車高も低すぎないトラックスタンスとなっている。ホイールは街乗り用がヨコハマADVAN RZの17インチ、サーキットでは16インチと履き分けているそうだ。
エンジンは本体こそノーマルのままだが、エキマニはGR86用を加工流用している。体感できる効果があるそうで、今後はエキマニを含めたインテーク周りもGR86を加工して移植する予定とのこと。とにかく“よこすさん”が楽しんでこの86をカスタムしていることがヒシヒシと伝わってくるのが印象的だった。
