サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

トヨタ新型「RAV4」は走りを極めた「GR スポーツ」も設定! PHEVはEV航続距離150kmを実現

トヨタ RAV4 GR スポーツ(プロトタイプ)

6代目RAV4が世界初公開

2025年5月21日、東京・江東区有明の特設会場にて6代目となるトヨタ新型「RAV4」がワールドプレミアされました。クロスオーバーSUVというジャンルを開拓し、世界中にクルマの楽しさを提供してきたRAV4が、ソフトウェアOSプラットフォーム「Arene」をトヨタで初めて採用。2025年度内に発売を予定している新型モデルの詳細をお届けします。

時代とともに進化したグローバルモデル

1993年10月に開催された「東京モーターショー」において、そのプロトタイプが公開され来場者の注目を集めたモデルが「RAV4」でした。SUVといえばオフロードでの優れた走破性などを謳うヘビーデューティーなクロスカントリーカーのイメージが当たり前だった時代、シティユースにも配慮したクロスオーバーSUVとして1994年5月、初代RAV4が発売されました。

2代目からは海外でも販売を開始し人気モデルとして支持を集めていましたが、ボディの拡大などもあり4代目は輸出専用モデルとなるなど、ライフスタイルの変化とともに、それぞれの時代に合わせアップデートを重ねてきました。そして2019年4月、TANGプラットフォームを採用した5代目が日本の市場に登場しました。現在ではガソリン/ハブリッド/PHEVの3タイプのパワートレインを揃えています。

2025年5月21日、東京・江東区有明の特設会場にて6代目となる新型RAV4がワールドプレミアされました。6代目の開発コンセプトは「Life is an Adventure」。“どこへでも行けそう”なデザインや“なんでもできそう”と思える機能性を盛り込んだ進化が追求されています。

個性を表現する3つのスタイル

エクステリアデザインではRAV4らしさを踏襲しながらも、よりスタイリッシュに生まれ変わりました。そのキーとなるのは、Big Foot(大径タイヤを強調)、Lift-Up(高い走破性を想起)、Ufility(使いやすい荷室空間)の3つとなる。

これをベースに、さまざまなユーザーの期待に応えるため、バンパー一体型グリルなどで洗練されたデザインをもつ「CORE」、大型グリルや専用ホイールアーチモールなどでラギッド感を演出した「ADVENTURE」、そして前後スポイラーや進化したFunctional MATRIXグリルなどのドレスアップパーツに、+20mmのワイドトレッド化やサスペンション、電動パワーステアリングの専用チューニングを施し、強化したボディ剛性と相まって、さまざまなドライビングステージでスポーティな走りを実現した「GR スポーツ」の3タイプが用意されます。

インテリアでは上質感と使いやすさを追求。コンソールボックスではスマートフォンの急速充電やUSB充電だけではなく、裏返すことでトレイとしても活用できるリバーシブルタイプを採用しています。シフトバイワイヤを採用したピアノブラックのシフトパネルには、シフト/電動パーキングブレーキ/ブレーキHOLDスイッチを集約。さらにラゲッジルーム容量を733Lから749Lに拡大したほか、後席の折りたたみ角度がさらにフラットにされるなど、ユーザーオリエンテッドな工夫がされています。

トヨタ初の最先端プラットフォーム「Arene」採用

パワートレインはPHEVとハイブリッドの2タイプとなり、PHEVでは小型&効率化を実現しました。最新第6世代のハイブリッドシステムをベースに大容量バッテリーの採用など、EV航続距離をこれまでの95kmから150km(開発目標値)まで伸ばしています。

ハイブリッドモデルとともに搭載されるモーターは出力の向上を実現し、電動車ならではの伸びやかな加速感など、ワクワク感のある走破性も手に入れています。PHEVでは5代目同様にV2H(ビークル・トゥ・ホーム:家庭への電源供給とその逆にクルマへの充電)に対応。DC急速充電機能も追加され、給電性能の向上を計っています。

新型RAV4は、ウーブン・バイ・トヨタで開発が進められているソフトウェアOSプラットフォーム「Arene(アリーン)」をトヨタで初めて採用。ユーザーに合わせ操作性を向上させるトヨタ初搭載の“新世代マルチメディア”と、急加速抑制機能を追加した最新の「Toyota Safety Sense」の搭載など、知能化技術も盛り込まれました。生まれ変わったRAV4の発売は、2025年度内が予定されています。

【動画】新型RAV4のワールドプレミアを観る

 

モバイルバージョンを終了