F1第8戦モナコGPに異次元のBEVが現る
2025年F1第8戦モナコGPが2025年5月23日〜25日にかけて開催されました。現代のF1マシンに匹敵する加速性能を携えるリマック「ネヴェーラ」と「ネヴェーラR」が会場に登場し、大いに盛り上げました。ネヴェーラRについて、あらためて紹介します。
ネヴェーラの頂点に立つ“R”の実力
クロアチアに拠点を置く電気自動車メーカー「リマック」は、ネヴェーラのなかでも、もっとも走行パフォーマンスに特化した「ネヴェーラR」を発表。快適性や日常使用性を損なうことなく、コーナリング性能の強化を実現している。固定式リアウィングと大型ディフューザーを備えた攻撃的な空力パッケージにより、標準のネヴェーラと比べて15%のダウンフォース増加と10%の空力効率向上を達成している。
ネヴェーラRは、リマックの次世代108kWhバッテリーパックと4基の電動モーターによって駆動され、最高出力2107psを発揮する。0-60mph加速はわずか1.74秒、0-300km/hは8.66秒、最高速度は412km/hに達する。さらに、強化された全輪トルクベクタリングシステムとミシュラン・カップ2タイヤによって、極めて高い操縦性も実現している。
2025年F1第8戦モナコGPに登場したネヴェーラRは、会期中にフェアモント モンテカルロで展示された。
AMWノミカタ
今回の2025年F1第8戦モナコGPは、アストンマーティン「ヴァルハラ」がダイナミックデビューを果たすなど、新型モデルのお披露目が相次いでいる。
ネヴェーラRもモナコに集まるセレブリティの注目の1台となったことだろう。ネヴェーラRの持つ最高出力2107ps、0-60mph(96km/h)加速1.74秒、最高速度412km/hのパフォーマンスはもはやF1マシンを超える。
先日東京で行われたフォーミュラEのとあるチームのGen3マシンの加速力は0-60mphで1.82秒と聞いたので、それをも凌ぐ体感を公道で味わえることとなる。
マテ・リマック氏は、
「これまででもっとも先進的なハイパーカーを提示すべくここに来た」
と語る。モナコはネヴェーラRの妥協なきパフォーマンス、息を呑むようなデザイン、そして絶対的孤高の存在感を示すのにもっともふさわしい土地なのではないだろうか。
