彼女の86はサーキットも楽しめる快速仕様
静岡県の富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久富士24Hレース。そのスタート当日の2025年5月31日、ショートサーキットで86&GR86に乗る女子のためのイベント「86 GIRLS Owner’s meeting」が開催されました。あいにくの悪天候でしたが、集まった参加者の愛車にフォーカス。今回は、各地のサーキット走行を体験しているという女性オーナーを直撃してみました。
オーナー歴2年で86 GIRLSに念願の初参加
86 GIRLS Owner’s meeting当日は、朝から雨のぱらつくあいにくのコンディションだったが、20台を超える車両と30名以上の参加者が集まった。そんななか小走りでクルマから降りてきたのは、このイベントに初めて参加したと“のあさん”だ。いきなり足を止めて(大変失礼しました!)お話を伺ってみた。
「じつは86 GIRLSの存在は第1回目から知っていたんですが、1回目、2回目ともに仕事の関係で参加することができなくて……。今回ようやくスケジュールが空いたので申し込んだら、見事当たって参加することができました。愛車は2013年式の86(ZN6型)で、2024年2月に納車されたばかりです。私にとって初めてのスポーツカーです。我が家は父がクルマ好きで、私自身も中学1年生のときにBRZのCMを見てずっと憧れていたので、いつか乗りたいと思ってました」
ノーマルに近いボディながらサーキットを楽しむ
ホワイトのボディにはTRDのリヤトランスポイラーが備わるほか、フロントには
「ぶつけちゃうとすぐ壊れるので」
との理由から、ノーブランドのカーボンリップを装着している。サスペンションは車高調ではなく、購入当時から装着されていたカヤバのダウンサス。、今のところ不満もなく、街乗りでの乗り心地は良いという。
これに17インチのWedsのTC105Xと255/40R17サイズのポテンザRE-71RSを組み合わせて装着しているのだが、よく見るとタイヤのショルダーがかなり溶けている。これはかなりの経験者と思い、“のあさん”に聞いてみると、
「このクルマでサーキット走行を楽しんでいます。ただ、富士のショートコースは初めてなんです。しかもウェットコンディションということで、ドキドキしています」
初体験の富士ショートコースを満喫
現在ではこの86でサーキットはもちろん、峠や大黒パーキングなど、さまざまな場所を訪れて交流を深めている“のあさん”。これまで茂原やつくばなどのサーキットでは走行の経験があったそうだが、ここ富士のショートコースは
「今まで体験してきたコースの中では一番アップダウンがあって、正直走るのは難しいんですが、運転していて本当に楽しい!」
ちなみにマフラーは純正のままだが、エキマニのみ社外品に交換してあるそうだ。
「今はまだノーマルに近い状態ですが、現状では十分満足しています。最初、ZN6は遅いと聞いてたんですが、全然そんなことはなく、楽しいし本当に速いです。これからもサーキット走行を楽しみたいので、今後は必要に応じて徐々にサーキット仕様にしていきたいと思います」
