48Vマイルドハイブリッド搭載のスタイリッシュなファストバック
ステランティスジャパンは、Cセグメントファストバックのプジョー「408」に新開発の48Vマイルドハイブリッドパワーを搭載した「408 GTハイブリッド」を発表しました。ガソリンエンジンに電動モーターを内蔵した6速DCTを組み合わせ、システム出力は145ps。約30km/hまでの電動走行が可能で、WLTCモード燃費は20.4km/ℓを達成。ガソリンモデル比で燃費が22％以上向上し、日常走行で高効率なパワーユニット搭載車となっています。
30km/h以下は電動走行可能！市街地の5割をモーターのみで走れる高効率モデル
プジョーのCセグメントモデルのプジョー408に、新たにマイルドハイブリッド仕様のプジョー 408 GT ハイブリッドが加わった。全国のプジョー正規ディーラーにて販売が開始されており、価格は529万円。
最大のポイントは新開発48Vマイルドハイブリッドパワートレインの採用だ。1.2Lのガソリンターボエンジンに、16kW出力の電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチトランスミッション（DCT）を組み合わせ、システム全体で145psの出力を発揮する。
このパワートレインにより、約30km/h以下の低速走行では電動のみでの駆動が可能となり、市街地においてはおよそ1時間あたり50％の時間をエンジン非稼働で走行できる。この結果、従来のガソリンモデルに比べて22％以上の燃費性能改善を実現。WLTCモード燃費は20.4km/ℓと、クラスを超えた実用性を備えている。
さらに新型エンジンは、タイミングベルトから耐久性の高いタイミングチェーンへの変更／高効率なミラーサイクル化／ターボチャージャーの可変ジオメトリー範囲拡大／ローラー式バルブリフターによる内部摩擦の低減／インジェクターの高圧化（最大噴射圧35MPa）といった変更が施されている。
このような改良でエンジン単体の出力は従来比で6ps向上。また走行時の静粛性やスムースな発進にも重点が置かれ、モーターアシストにより振動を抑制し、快適なドライビングフィールを実現する。
ボディカラーはオケナイトホワイト、オブセッションブルー、エリクサーレッド、ペルラネラブラックの4色展開。先進的なファストバックデザインと組み合わさり、スポーティさとエレガンスを兼ね備えた仕上がりとなる。
【AMWノミカタ】
プジョーは先月「308 GTハイブリッド」を日本で発表したが、今回の「408 GTハイブリッド」も基本的には1.2Lエンジン＋16kWモーターという同じパワートレインを使用したモデルとなる。
マイルドハイブリッド搭載だが、市街地走行の多い日本市場で約50%を電動のみで走行でき、従来のガソリンモデル比で22％超の燃費向上という数値は、昨今のガソリン高では非常に競争力のあるポイントではある。具体的な燃費の数値で言えば、ひとクラスサイズの小さい308GTハイブリッドの20.6km/Lとほぼ同等の20.4km/Lを実現している点も素晴らしい。これで、より大きく実用性と快適性が備わる408GTハイブリッドの戦闘力が高まるだろう。