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メルセデス・ベンツ新型BEV「GLC」はマイクロソフトとグーグルのAIを統合した知能SUV!サスティナブルなインテリアにも注目

メルセデス・ベンツGLC:GLC400 4MATICは最高出力489psを発揮。前後ともにマルチリンクサスペンションを採用

最大航続距離713km、CO排出量0g/kmの脅威的スペックのEQモデル

メルセデス・ベンツが新型「GLCEQ Technology)」を発表しました。メルセデス・ベンツが誇る信頼性と上質感を基盤としつつ、電動化とデジタル化による革新を具現化したモデルです。幅広いユーザーのライフスタイルに適応し、ミッドサイズSUVの新たなベンチマークとして2026年上半期から市場投入の予定です。

GLCシリーズ初の電動専用設計モデル!充電事前予約も可能

メルセデス・ベンツGLCEQ Technology)は同ブランドでもっとも販売実績を誇るGLCシリーズの最新進化形であり、電動専用設計を採用した初の世代となる。顧客からのグローバルなフィードバックを反映し、信頼性、上質感、多用途性をさらに高めながら、電動化時代にふさわしい性能と機能を備えたモデルに仕上げられている。

パワートレインは新世代の電動システムを搭載し、GLC400 4MATIC(最高出力360kW)は最大713kmの航続距離を達成する。新開発の800Vアーキテクチャは高速充電に対応し、最適条件下ではわずか10分間で最大303km分の充電が可能だ。バッテリーは有効容量94kWhを確保し、双方向充電にも対応。家庭や電力網と接続し、電力供給源として活用できる。さらに、MB.CHARGEサービス内で公共充電器の事前予約機能を提供する点は、自動車メーカーとして世界初だ。

居住性においては、電動専用設計によりGLCよりホイールベースを84mm延長。前席でレッグルーム+13mm、ヘッドルーム+46mm、後席ではレッグルーム+47mm、ヘッドルーム+17mmを実現。ラゲッジ容量は通常時570L、後席格納時1740Lに拡大し、さらにフロントトランク(フランク)128Lを追加する。けん引性能は最大2.4t、垂直荷重100kgを許容し、キャンピングトレーラーやボート輸送にも対応するなど実用性もすこぶる高い。

高度なAI統合のMBUXを搭載し、ヴィーガン内装採用の先進性

プラットフォームには車両全域の制御を統合するAI駆動の新世代のMB.OSが採用されている。最大254兆回/秒の演算能力を誇る高性能チップとクラウドを連携させ、OTAによるソフトウェア更新を実現する。第4世代MBUXMicrosoftGoogleAIを統合し、自然で途切れない対話を可能とした。助手席では40種以上のアプリや動画配信サービスが利用でき、「知能を備えたパートナー」として機能する。

また、ブランド史上最大の99.3cm39.1インチ)MBUXハイパースクリーンの搭載も注目点だ。高解像度マトリクスバックライト技術を採用し、11種類の背景スタイルと連動したアンビエントライトによるデジタル体験は魅力的。夜間にはSKY CONTROLパノラミックルーフに162個のLEDが星空を描き出し、独自の世界観を演出する。

ランニングパフォーマンスはSクラス由来のエアサスペンションと、後輪操舵(最大4.5度)が俊敏性と快適性を両立。TERRAIN MODEは未舗装路に対応し、カメラの映像を使って見えない部分を可視化するトランスペアレント・ボンネットにより、前方下部の視認が可能だ。新設計のOne-Boxブレーキシステムで回生を優先し、最大300kWのエネルギー回収を実現。99%以上の減速シーンで発電し、航続距離を大幅に引き上げる。

安全性においては最大10台のカメラ、5基のレーダー、12個の超音波センサーを活用するMB.DRIVEが周囲環境を把握し、操舵・加減速支援で協調する。MBUXサラウンド・ナビゲーションにより認識範囲を可視化し、ドライバーの信頼性を高める。照明は次世代DIGITAL LIGHTを採用している。

インテリアには世界初となる独立認証を受けたヴィーガン内装を選択可能とし、サステナブルな素材を取り入れた。新設計のシートはドイツAGR認証を取得し、快適性を強化。ステアリングホイールには顧客要望に応えて操作系ロッカーとローラーを復活させた。

AMWノミカタ】

今回の新型GLCでメルセデス・ベンツは、電動化時代に向けてブランドの核となるSUVを大幅に進化させているが、なかでもMB.OSによる高度なAI統合やOTA更新、公共充電器の事前予約機能といった新機軸は、車両を「所有する製品」から「継続的に進化するサービス」へと昇華させている点が注目に値する。

サステナブルな素材やヴィーガン内装の採用、双方向充電への対応は自動車が社会が求める価値感への解答だ。自動車として従来からの快適性と多用途性を維持しながらも、デジタル体験や環境性能を加えた新型GLCは、単なる電動SUVにとどまらず、次世代ラグジュアリーの基準を先導する存在になるだろう。

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