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トヨタ「86」が“パンダトレノ”に変わる? 86万円のボディキットはリトラ風ヘッドライトで登場

トヨタ 86:大ヒット漫画の影響も強く、また、リトラクタブルライトによるスポーティなルックスの良さからも効果は絶大

初代86をベースにリトラ風角目2灯式ヘッドライトを装着

リザルトジャパンはトヨタZN6型初代86をベースにAE86型スプリンタートレノの外観を再現する「NEO86ボディキット」を公開しました。同キットは旧車の価格高騰で高嶺の花となってしまったことを受け、現代のクルマで憧れのモデル風の外観を再現する目的で企画された。全9点のパーツで構成され、価格は86万円。市販前提パーツとして東京オートサロン2026で展示しました。

市販を前提としたNEO86ボディキット

今年も期待を裏切ることなく話題のカスタムカーが勢揃いした「東京オートサロン2026」。ひときわ注目を集めていたのが、ZN6型86をAE86トレノ風にしてしまうボディキットを提案したリザルトジャパンだった。

「NEO86ボディキット」と名付けられた令和のパンダ・トレノのインパクトは凄まじく、ブース前は話題のカスタムカーをひと目見ようと多くのギャラリーで埋め尽くされていた。

あらためて鋭い発想によって完成したクルマのコンセプトについて、リザルトジャパン担当の月島さんに尋ねると、それは現在の旧車ブームによる車両価格の高騰に関係していた。

「すでに名実ともに誰もが認める名車となったAE86は、高嶺の花となっています。そんな高騰するAE86の魅力を、より手の届きやすい価格で誰もが手軽に楽しみ、“ハチロクの良さ”を体感できる1台として提案したのが、ZN6ベースのNEO86なんです」

あえて固定ライトのレビンではなく、リトラクタブルライトのトレノという点でも注目度は満点だ。あの大ヒット漫画の影響も強く、また、リトラクタブルライトによるスポーティなルックスの良さからも効果は絶大である。

このスプリンタートレノルックのボディキットは市販化を前提に考えられており、その価格もハチロクにちなんで、冗談のようで本気な86万円という設定もユニークだ。

ボディキット構成については、フロント5cm、リア7cmほど広げたオーバーフェンダーに、ヘッドライト、ボンネット、フロントバンパー、リアバンパー、サイドスカート、ドアパネル、トランクスポイラーからなる9点キット。ただし、リトラクタブルヘッドライトについては国内では後付けが認められず、そのままでは車検取得が困難になるため、開閉機構をなくして開いた状態の固定式ヘッドライトとして設定している。

「どうしてもリトラクタブル機構を加えたいというオーナーに対しては、オプションとして用意しています。その際は、車幅などの構造変更と合わせて申請手続きをしてもらいたいと考えています」

AE86を想起させる外観を成立させるための工夫

また、令和のパンダ・トレノとして再現するなかで工夫したのが、現代的な曲線を排し、AE86を彷彿とさせるフラットなボンネットと、角型のライトハウジングといったデザインの採用だ。さらに、当時の昭和車ならではの“モール付き”バンパーに加えて、レトロなオレンジ色のウインカーとフォグランプのセット位置にもこだわった。

全体のバランスを考えながらも昭和車らしさを強く意識させるためには、とくにメリハリの付け方が大切で、このNEO86ボディキットは、その点において緻密に計算し、うまくデザイン処理されている。

当時の走り屋からも絶大な支持を得ていたRSワタナベのエイトスポークホイールもカッコよく決まったリザルトジャパンのNEO86。このクルマは、我々にとって価値を高めるカスタマイズプランであることは間違いない。現在のトヨタ86の中古車相場は100万円前後。ベース費用とボディキット代を考えても、令和のパンダ・トレノは現実的であり、まさに手の届くドリームカーといえるのではないだろうか。

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