気兼ねなくドライブできる憧れの旧車を提案
ロッキーオートが作り上げた2000GTが凄い
オートサロンの会場にはさまざまなカスタムカーが展示されていますが、なかでも目立っていたのが、ボンドカーとして採用されたトヨタ「2000GT」のオープンモデルです。じつはこのクルマは愛知県のロッキーオートが現代の技術を使って製作したレプリカなのです。クーペボディだけでなくオープンボディも選択可能。さらにオートマチックを選択することでイージードライブも可能となりました。気になる詳細を紹介します。
007のボンドカーで世界的に有名となった
トヨタ2000GTのオープンボディを再現!
日本の自動車史を代表する車両を聞かれた多くの人が、トヨタ 2000GTを挙げることだろう。空力を考慮した流線型のボディは、ロングノーズ・ショートデッキという当時のスポーツカーのお手本のようなスタイルで、当時としては最先端となるDOHCの直列6気筒エンジンを搭載。日本初となる本格的スポーツクーペとして世に送り出されたのだ。
ちょうどその頃、映画「007」シリーズの次回作の舞台が日本になるということもあり、特別にオープンカーに仕立てられた2000GTがボンドカーとして映画の中で活躍することとなった。2000GTの市販車両にオープンモデルが存在しないにもかかわらず、多くの人がこのオープンモデルのイメージを持っているのは、この劇用車のためだ。ちなみにこの劇用車は現在トヨタ博物館が収蔵しており、イベントなどの際に実車を見ることができる。
日本が誇る名車トヨタ2000GTを細部まで再現BMW製M52の6気筒エンジンは上質なフィール
「このクルマはロッキー3000GTで培ってきたノウハウを活かして、新たに製作したロッキー2000GTというクルマです。その名のとおり、2L 直列6気筒(BMW製のM52B20エンジンでE36やE39などで搭載された直列6気筒 150馬力を発揮)を搭載し、オリジナルと同じ2000ccにしたことで5ナンバーとなるのも特徴です。また今回はクーペだけでなく、幻のボンドカー同様のオープンモデルも選べるようになっています」
ホンモノでは市販されなかったオープンボディとATミッションまでもが選択可能になった!
ボディ各部を見てみると、基本的には前期型の2000GTをモチーフとしており、各部のディメンションは実車とほとんど変わらない。じつはこのクルマは実車から採寸したうえで、3Dのボディデータを元に作成しているそうだ。車内を見てみると、ウッドパネルにメーターがズラリと並ぶ2000GT独特のダッシュパネルもよく再現されている。ところがセンターコンソールを見ると、なんとオートマチックのセレクターレバーが設置されているのだ。
「このクルマのコンセプトは精巧なレプリカというよりは、旧車であることを気にせず気兼ねなくドライブできる、乗って楽しいクルマであることに重点を置いています。だから純正にはないオートマチックのトランスミッションも用意しました。ある程度の年齢になってマニュアルはちょっと面倒という方にもドライブを楽しんでもらいたいですね」
【ロッキーオート】
愛知県岡崎市に拠点を置く旧車専門ショップ。
トヨタ2000GTをはじめとした名車のレストアや
コンプリートカー製作で国内外から高い評価を受けている。
公式サイト:https://rockyauto.co.jp
