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ダイハツ対トヨタの「軽トラ対決」! DTカスタムの裏側が熱すぎる!!

この対決の勝敗はすでに行われており、先に行われた東京オートサロン2026の最終日に発表された。気になる最終結果は……GRが3579票に対してダイハツは3520票。つまりGRの勝利となった

ダイハツ vs トヨタ「DT対決」の全貌!
ハイゼットがサンダーバードやバギーに!?

2026年初頭、自動車業界を沸かせた「DT対決」をご存じでしょうか。ダイハツの星加副社長とトヨタの豊田章男会長の会話から始まった、ハイゼットをベースにした「軽トラカスタム対決」です。東京オートサロンから大阪オートメッセへと舞台を移し再現された、この熱き「親子喧嘩」。技術の粋を集めたダイハツの万能トラックと、トヨタが放つ遊びのバギー。両者のこだわりと、軽トラに込めた熱い想いを詳報します。

「軽トラを盛り上げよう」から始まった
ミッドシップの熱きDTカスタムバトル

すべてのはじまりは、ダイハツの星加宏昌副社長とトヨタの豊田章男会長がとある会議で同席し、「ダイハツにとって大事なクルマは何だ?」「軽トラです」「だったら軽トラを盛り上げよう」と意気投合したことだった。それがダイハツの誇るミッドシップカー、ハイゼットをベースにしたカスタムカー対決、通称「DT対決」へと発展したのである。

ダイハツサイドは星加副社長以下、技術部の有志メンバーが集結。テーマは軽トラならではの役割として「遊び」「仕事」「レスキュー」の3つを実現する“万能トラック”を掲げた。

対するトヨタサイドは、豊田会長(モリゾウ)の愛車カスタムを手掛けてきたレーシングドライバー・佐々木雅弘選手率いる「GR Garage GROW盛岡」が、チームモリゾウ(GR)として参戦。こちらは雪道も突っ走れる「遊びのクルマ」を提案してきた。

ダイハツ「STAR CLIMBER」の衝撃! サンダーバード2号を彷彿させるレスキュー&仕事の合体

まずダイハツが作ったハイゼット「STAR CLIMBER(スタークライマー)」を紹介しよう。どんな用途でも、どこへでも行ける軽トラとして、車高を100mm上げ、シュノーケルを装着。浅瀬なら水のなかでも走れる走破性を与えられている。

そのうえで「仕事」の利便性を追求し、ルーフをカット。果樹園で働くクルマの延長線上として開発された。遊びと仕事を両立させるオープンカーであり、ロールバーはすべて取り外せる構造になっている。ウィークデーは仕事で使い、休日はアウトドアに繰り出すという提案だ。

もうひとつのテーマが「レスキュー」である。荷台には「荷箱」と呼ばれるボックスがあり、なかにはスコップなどの災害救助用グッズが収められている。この荷箱にはキャタピラまでついており、ウインチでの積み下ろしが可能だ。

ダイハツには九州で災害支援に携わったメンバーもおり、現場で真に必要なものを厳選して詰め込んだ本気の救援装備となっている。この荷箱は、国際救助隊「サンダーバード2号」のコンテナポッドをイメージしており、キャンプや仕事用など、用途に合わせて積み替えられることも想定されている。

トヨタ「チームモリゾウ」はバギーで対抗
「Kトレイル」はGR血統の実物大ラジコンカー

対するトヨタも、オフロード用の「遊びグルマ」で勝負に出た。カスタムを担当したGR Garage GROW盛岡の佐々木さん(佐々木雅弘選手の息子さん )によると、コンセプトは「ラジコンカーをそのまま大きくした姿」だ。

大きなタイヤを装着し、泥の上でも雪上でも元気に走り回ることを狙っている。先日、岩手県の小岩井牧場で開催された「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ in 岩手」でもデモランが行われ、雪上を走破する実力が証明された。

バギーらしさを強調するため、ドアを外してパイプケージを製作。さらに目を引くのは、荷台に追加された後ろ向きのシートだ。「遊び」をテーマにするなら、より多くの人で楽しみたいという想いが込められている。また、マフラーはモリゾウのGRカローラをカスタムした際に取り外した「純正マフラー」を流用。さらに車高調は86用、フロントのピロアッパーはロードスター用を組み合わせるなど、まさに「クルマ好きの遊び」が凝縮されている。

ちなみに、この対決の勝敗はすでに行われており、先に行われた東京オートサロン2026の最終日に発表された。気になる最終結果は……GRが3579票に対してダイハツは3520票。つまりGRの勝利となったのだ。

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