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フロントへの10J装着は車高調が鍵だった! スポーツSUVへと進化したレクサス「NX」

RX純正ブレーキ流用×前後10J! 走り仕様へ進化したレクサス「NX」

SUVにスポーツホイールを履かせること自体は珍しくない。しかし、現行のレクサス「NX」で前後10Jを通して履かせるとなると話は別だ。一般的にはフロントへ10Jを装着するのは難しいとされてきたが、その常識を足まわりの組み合わせで覆したオーナーがいた。走りを重視した思想と、綿密な検証によって完成した1台を紹介する。 

フロントへの10Jホイール装着を実現した 

このNX最大の見どころは、何といっても前後リム幅のサイズ、10J(20インチ・インセット30)を装着されたホイールだ。オーナーが選んだのはレイズの「ボルクレーシングTE37サーガ」である。スポーツカーでは定番ともいえる名作だが、高級SUVであるレクサス NXに組み合わせるケースはほぼない。

しかも一般的には、現行NXのフロントへ10Jを履かせるのは難しいとされている。 しかし、その固定観念を覆すきっかけがあった。 知人がリアへ装着していた10Jホイールを「試しにフロントへ付けてみよう」と実験したところ、思いのほか収まったのである。

その理由となったのがブリッツ製車高調だった。 オーナーによれば、ブリッツの車高調はシェルケースの形状がスマートに設計されており、そこで生まれたクリアランスが10J装着を可能にした要因だったという。 もともとは9.5Jあたりが限界と考えられていたが、知人が実際に装着できたことで自分も交換しようということになり前後とも10Jへ変更した。結果として、このレクサス NXならではの迫力あるフォルムを完成させた。 

あえてTE37を選んだ理由は走りにある 

SUVでありながら、あえてTE37を選択した理由も明確だ。  

「もともと走るのが好きだからです」 

そんなシンプルなひと言に、このクルマづくりの方向性が表れている。スポーツ志向のスタイルで仕上げてもレクサス NXなら十分似合うのではないか。そう考えたことが選択理由のひとつだった。さらに、純正ホイールに近い落ち着いたカラーを選択したことで、スポーティでありながらレクサスらしい上質さも損なっていない。派手さよりもバランスを重視した、大人のスポーツSUVといえる仕上がりだ。 

前愛車はゼロクラウンで次に選んだのは2.4リッターターボのNXだ 

以前の愛車は、ローダウンしたトヨタ「クラウン(ゼロクラウン)」である。セダンで走りを楽しんできたオーナーが、次の愛車としてレクサス NXを選んだ理由も興味深い。着目したのは、350 Fスポーツに設定される2.4L 直列4気筒ターボエンジンの可能性だった。知人がECUチューニングを施した同型エンジンに乗っており、その走りを体感したことで興味を持ったという。 

「ECUチューニングすれば、以前のV型6気筒3.5リッターにも負けない走りができるのではないか」 

そんな期待から、このレクサス NX(350 Fスポーツ)をベース車として選択した。 現在はECUチューニング(ECU ROOM製)も施工され、走りのポテンシャルをさらに引き出している。 

ブレーキはRX純正を流用して制動力を強化した 

エンジン性能を高めた以上、制動力も妥協しない。そこで採用したのが、レクサス「RX」Fスポーツパフォーマンス純正のブレーキシステム流用だ。キャリパーとローターを純正流用し、制動性能を向上させた。 オーナーによれば、ノーマルとは初期制動から違いを体感できるという。 パワーアップしたエンジンとのバランスを考えた、機能性重視のアップグレードだ。 

またエンジンルームにはサウンドジェネレータ付きのパイピング(エクスアート製)も装着されている。 ただしキッカケは性能向上が目的ではない。 装着理由はシンプルに「見た目」である。 ボンネットを開けた際のドレスアップ効果を狙ったもので、エンジンルームまで美しく仕上げたいというこだわりが感じられる。 

走りの思想が生み出した唯一無二のNXだ 

前後10Jという大胆な足まわりは、偶然ではなく検証を積み重ねた結果だった。 ブリッツ車高調という選択、TE37というホイール、ECUチューニング、そしてレクサス RX純正ブレーキの流用。 すべてのカスタムは「走り」を軸に組み立てられている。 ラグジュアリーSUVという枠に収まらず、スポーツカーの思想を取り入れて仕上げたこのレクサス NXは、多くのクルマ好きにとって新たなヒントを与えてくれる1台といえるだろう。 

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