光で紫にもグレーにも変わるカラープロテクションで魅せる40系ヴェルファイア
家族と乗るミニバンでも、自分の世界観を捨てたくない。そんな思いを形にしたトヨタ40系「ヴェルファイア」が、2025年開催のスーパーカーニバルリアルin大阪のイベントで雑誌「ハイエーススタイル」の参加読者が選ぶユーザー投票1位に輝いた。最大の武器は、光の当たり方でグレーにもパープルにも表情を変えるカラープロテクション。単なる色替えではない、新しいアプローチに迫る。
ユーザー投票1位の40系ヴェルファイアが選んだカラープロテクションとは
このトヨタ ヴェルファイア(40系)は、2025年に開催された「SUPER CARNIVAL REAL 2025 in 大阪 powered by AUTO MESSE」において、「ハイエーススタイル」のユーザーが「ワゴニスト」の読者のクルマを審査する「相互交換投票」により、見事第1位を獲得した1台である。オーナーの“おやぞぉ〜”さんは、家族と乗るミニバンでも自分らしさを表現したいという思いで仕上げた。
最大の見どころは、光の当たり方でグレーにもパープルにも変化するカラープロテクションである。曇天では紫の色味が浮かび、晴天ではシルバーに近いガンメタへと表情を変える。ボディを守りながら奥行きを演出するこの手法について、オーナーの“おやぞぉ〜”さんはこう語る。
「まだほとんど誰もやっていないからこそ選んだ」
1台目の40系ヴェルファイアはラッピング仕様だった。今回はカラープロテクションへと切り替え、艶やかに色が揺らぐグレーパープルをまとわせた。飛び石からボディを保護できる点も、この仕上げを選んだ理由のひとつである。
Tディメンドのエアサスとスリム6ブレーキで実現した無加工ロワード
足まわりは全幅の信頼を寄せるTディメンドで製作した。投入したのは最新のエアサスとなるV8システムである。狙いは「ノーマルのようにストレスなく乗れる」こと。スタイルだけでなく、家族のために普通に乗れることにもこだわった結果である。
注目すべきは、ボディ加工に頼らずロワードスタイルを構築した点だ。加工はほぼ施さず、微妙に干渉するパイプを逃がした程度にとどめている。ブレーキにはTディメンドのスリム6を採用。前後380φの大径6ポットで、2トンを超える巨体を確実に止める安心感を手に入れた。ロアアームやタイロッドエンド、前後のアッパーマウントもすべて同社製で統一している。
左右で異なる21インチSSRホイールを履き分けた遊び心
この車両ならではの遊び心が、左右で異なる21インチホイールの履き分けである。運転席側にはSSRプロフェッサー・メッシュ、助手席側にはSSRエグゼキューターCV06を選んだ。メッシュとスポーク、まったく異なるデザインで2つの表情を魅せる。
サイズはフロント/リアともに21×9.5 インセット18とし、タイヤはニットーNT555G2の245/30を組み合わせた。1台の中に相反する個性を同居させる構成は、細部まで考え抜かれたセンスの表れである。
かつてはゴテゴテした仕様を好んでいたというオーナーの“おやぞぉ〜”さんが、歳月を経てたどり着いたのがこのシンプルスタイルである。少ない手数で美しいフォルムを実現する引き算の美学には、カスタマイズを知り尽くした上級者の余裕がにじむ。前愛車のオデッセイをいじり倒した経験を経て、今は家族グルマとして足元だけをシンプルに仕上げる。じつはこれが2台目のトヨタ 40系ヴェルファイアというこだわりぶりが、この1台の完成度を静かに物語っている。
