706馬力を発揮するSPOFECのロールス・ロイス専用チューンが公開
ドイツのチューニングブランドであるノビテック(NOVITEC)グループに属するSPOFEC(スポフェック)が、ロールス・ロイス「ブラックバッジ・ゴースト シリーズII」に向けた専用プログラムを発表した。6.75リッターのV12ツインターボエンジンを706馬力まで引き上げ、専用開発の空力パーツやヴォッセ(Vossen)製の22インチ鍛造アルミホイールを組み合わせている。高級セダンのポテンシャルをさらに高め、スポーティでエレガントな外観と優れた走行性能を両立したカスタマイズの全貌が明らかになった。
高速走行時の揚力を低減する専用デザインのエアロパーツを装着
ブランド名の「SPOFEC」は、ロールス・ロイスの象徴であるボンネットマスコット「スピリット・オブ・エクスタシー(SPirit OF ECstasy)」の頭文字に由来しており、同ブランドへの深い敬意と専門性を示している。そのSPOFECは、ロールス・ロイス ブラックバッジ・ゴースト シリーズII(標準モデルのゴースト シリーズIIにも対応)に向けて、スポーティでエレガントな空力パーツを開発した。
フロントバンパーは完全に置き換えられ、大型のエアインテークと垂直に配置されたLEDポジションマーカーを備えることで、より印象的なフロントフェイスを構築している。この形状は見た目だけでなく、高速走行時におけるフロントアクスル(前軸)の揚力を低減する効果も発揮する。
リアには控えめなリップスポイラーが装着され、空力バランスを最適化している。さらに、サイドのロッカーパネルにより視覚的な重心を下げつつ、前後ホイールアーチへのスムースな空気の流れを作り出している。
車高を約35ミリローダウンし22インチの専用鍛造アルミホイールを組み込む
足元を飾るのは、アメリカのヴォッセと共同開発したSPOFEC「SP4」ホイールである。フロント9.5J、リア10.5Jの22インチサイズを採用し、スレンダーなツインスポークが2層に配置されたデザインが特徴だ。
高度な鍛造技術と機械加工によって製造されており、オーナーの好みに合わせて48種類のカラーバリエーションとさまざまな表面仕上げから選択できる。
組み合わせるタイヤはフロントが255/35ZR22、リアが285/30ZR22の高性能タイヤを採用している。さらに、専用のサスペンションキットを組み込むことで、車高を約35ミリローダウンさせることが可能だ。これにより、約2.5トンの車体重量を持ちながらも、より引き締まった外観とハンドリング性能を獲得している。
706馬力を誇るV12ツインターボエンジンと可変エキゾーストを組み合わせる
ボンネットの下に収まる6.75リッターのV12ツインターボエンジンにも、大幅な強化が施されている。プラグアンドプレイで接続できる「SPOFEC N-TRONIC」モジュールを追加することで、燃料噴射と点火のマップを最適化し、最大ブースト圧を引き上げている。
このN-TRONICモジュールがプラグアンドプレイ(カプラーオン)であることは、純正のECUを直接書き換えることなく、いつでもノーマル状態に復元できるというメリットがあり、車両の資産価値を気にする超高級車オーナーにとって極めて重要な要素である。
この結果、ノーマル状態で600馬力だった最高出力は706馬力(519kW)に達し、最大トルクもノーマルから102Nm向上して1002Nmをわずか2400rpmで発生させる。0-100km/h加速は4.3秒というスポーツカー並みの俊足を誇り、タイヤ保護のため最高速度は250km/hに電子制御されている。
さらに、バタフライバルブ付きのステンレス製スポーツエキゾーストシステムを装着することで、ボタンひとつで控えめな音量からスポーティなサウンドまで自由に切り替えることが可能だ。室内空間もオーナーの要望に応じて、無数のカラーや上質な素材を用いた完全なオーダーメイドに対応しており、自分だけの特別な1台を仕立て上げる喜びを提供している。
